サウジ戦へ 森保一監督「個々のいいところを発揮できれば」 攻撃陣の決意と9月からの変化

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森保一監督 写真:JFA/アフロ

サッカーの2022年ワールドカップ(W杯)・カタール大会のアジア最終予選で、10月7日(日本時間8日)に日本代表は完全アウェイとなるサウジアラビア代表戦で予選グループ上位浮上を目指して勝点3を狙う。選手たちは異口同音に危機感と強い意気込みを示している。

9月のオマーン戦では移籍手続きで不在だったDF冨安健洋選手(アーセナル)や、負傷で途中離脱したMF南野拓実選手(リバプール)とFW古橋亨梧選手(セルティック)が復帰した。

冨安選手はアーセナル移籍後、9月11日のノーリッジ戦でのデビュー後、4戦に出場してチームは3勝1敗で、開幕3連敗で苦戦していた名門の11位浮上に貢献。

古橋選手は復帰2戦目となった10月3日のアバディーン戦でゴールをマークし、南野選手も今季初出場となった9月21日のノーリッジとのリーグカップ3回戦でいきなり2得点を挙げて、チームは公式戦4連勝。

「いいコンディションで来れている」と南野選手。「疲労度も問題ないし、モチベーションもすごく高い。得点でチームに貢献することが一番求められている」と話す。ゴールを決めればW杯予選出場連続得点記録の8得点目となる。

南野選手は、「いい形でボールを奪って攻撃につなげることが大きなカギになると思う。セカンドボールを拾う、ボール際で奪い切る。そういう部分が大事になる」と語り、「なにがなんでも勝点3を獲って帰らないとならない。そのために全力でプレーする」と勝利への強い思いを口にした。

9月の最終予選第2戦の中国戦で決勝ゴールを決めて、日本を1-0勝利に導いたFW大迫勇也選手(神戸)も、神戸での試合を経るごとに調子を上げてゴールに絡む機会が増加。直近の10月2日の浦和戦で移籍後初ゴールを決めた。

「ピッチで何をすべきか、何をするのが効果的か、常に試合前に考えている」という大迫選手は、「チームが勝つためには自分ができることは全て出す。そこはブレずにやり続けたい」と言葉に力を込めた。

一方、古橋選手は「この2試合に勝つことでこの先が楽になる。こういうプレッシャーを楽しみたい。自分のプレーを出すことで貢献したい」と話した。

チームは10月4日から現地で集合し、試合へ向けて調整を図ってきた。

DF吉田麻也(サンプドリア)選手は「雰囲気がすごく引き締まっている」と9月とのチームの違いを指摘し、「改善されているのは非常にポジティブ」と受け止める。

「相手から見ると、この2試合で日本を叩けたらぐっとW杯へ近づけると、モチベーション高いと思うが、こちらはそれ以上の気持ちで向かっていかないといけない」と話す。

W杯最終予選の行方を左右しかねない大一番に精神的プレッシャーもかかる状況だが、日本代表キャプテンは「精神的な負荷やプレッシャーがかかった方が、日本代表としていい試合が多い」と自信も見せる。

森保監督は、「W杯出場へ向けて非常に大事な一戦になるということを踏まえて、選手達は準備してくれている。選手たちが自分たちの力をチームとして発揮して、個々のいいところを発揮できれば、勝利の確率は限りなく上げていけると思っている」と、準備に手ごたえを示している。

そして試合のポイントを訊かれて、指揮官はこう言った。

「W杯出場へ強い気持ちを持って試合に臨んでいるチームが勝利に近づくと思っている」

取材・文:木ノ原句望