中日・与田監督 一軍フル登録・武田の戦力外に「個人的な話は控えます」

頭を抱える?中日・与田監督

中日が7日の広島戦(バンテリン)に2―5で敗れ2カード連続の負け越し。借金は今季ワーストの「14」となり、広島に抜かれ5位に転落した。

先発・大野雄が5回一死満塁で鈴木誠にバックスクリーン左に叩き込まれ、4点のビハインド。「変化球の対応がカープ打線全体的にうまかったですかね。(鈴木)誠也のはまっすぐでしたけど。インコース要求が甘く入ったかな」という与田監督だが、今の中日打線には、これをはね返す力はなかった。

大野雄はこれで今季11敗目(7勝)。それでも指揮官は「シーズンで考えるとキャンプでの体調不良に始まって、オリンピックも含めて体調管理をしてここまできてくれたなと思います。勝ち星に関しては(大野)雄大のときにはなかなか援護点がないので、数字だけで見ることはできない。防御率もいい形で残しているし、頑張ってくれてると思います」とエースをかばった。

試合前、中日球団は6人の選手に戦力外通告を行った。「これは僕は3回目になりますけど、苦しい思いはしました」とコメントした与田監督だが、開幕から一軍にフル登録され、前日も代打で出場した武田も戦力外となったことについては「個人的な話は控えます」と話すにとどめた。

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