森保ジャパンが7日(日本時間8日)に行われたカタールW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(ジッダ)で0―1と敗れ、7大会連続のW杯出場が崖っぷちに追い込まれた。
日本のW杯切符が風前の灯火だ。森保ジャパンはアウェーで追い込まれる場面が目立つもなんとか踏ん張っていたが、0―0で迎えた後半26分に絶望の瞬間が訪れる。
ハーフウェーライン付近でMF柴崎岳(レガネス)がバックパスをミスキック。これをFWブリカンに奪われて一気に突破され、GK権田修一(清水)の股を抜かれてゴールを許してしまう。凡ミスから最悪の形での失点となった。
そのまま無情にも試合終了のホイッスル。森保ジャパンは今回の最終予選3試合目で早くも2敗目を喫し、いよいよW杯出場に黄信号が灯った。
痛恨の黒星を喫し、主将のDF吉田麻也(サンプドリア)は「もう次勝つしかない。もう次のことを考えるしかない。オーストラリアに勝つしかない。ミスが起こってしまうのはしかたない。点を取れなかったのが問題。これが最終予選だなと思う」と険しい表情で言葉を振り絞った。
さらに「批判されることは分かっているけど、まだ終わっていない。結果が出なければ、もちろん協会、監督、選手も責任を取る覚悟ができているので終わってから判断してもらえればいい」と責任を認めつつも次戦オーストラリア戦(12日、埼玉)への切り替えを強調した。