たった１日限りだったが、NHK『世界ふれあい街歩きコンサート』がLINE CUBE SHIBUYAで開催された。
オープニング、スクリーンに映し出される風景、語りは浦井健治、手にはトランク、旅人っぽいいでたちで登場する。番組の紹介、旅人の目線で世界の街を「歩く」ことにこだわる番組です。ガイドブックに載っていない世界の街の日常や人々との出会い、発見を通じて「歩く旅」の楽しさを紹介するのだが、TVから飛び出し、ライブで、という趣向、「世界の街を歩いて楽しみましょう！」と浦井健治。
最初はパリ。有名な名所が映し出される。17世紀に造られたサンドニ門、ルイ14世のライン河での戦勝を祝って1672年に造られたもの。パリ10区にあり、ツアーではなかなか見る機会がない地区。そしてパリと言えば、この曲、「オーシャゼリゼ」、浦井健治が歌う、客席からクラップも飛び出し、早々に客席と一体に。リュクサンブルク公園、パリジャン・パリジェンヌの憩いの場. 25ヘクタールの敷地内にはリュクサンブール宮殿。人々が実に楽しそう！そしてオペラ座、ミュージカル『オペラ座の怪人』ですっかり有名に。そしてお次はスペイン、グラナダ、スペインの南部、アンダルシア州グラナダ県の県都。ここにはかの有名なアルハンブラ宮殿。スペイン屈指の世界遺産、渋谷にいながら、この世界遺産を見られる！少女が街でフラメンコを踊る、さすがスペイン！そしセコビア、クエンカ、コルドバと回る。
お次はチェコ！ヨーロッパ一周する勢い（笑）、チェコと言えばプラハ！ヨーロッパのど真ん中！そしてオーストリアのウィーンへ、音楽の都！ハプスブルク家！観光馬車も！乗ってみたい！またお国柄なのだろうか、舞踏会がある！カップルがドレスアップして歩いてる！待ち人来たらずの女性、「彼が来ないの」、だが、程なくしてやってきた！「場所を間違えちゃって」（ある、ある！）イライラしてた彼女は一気に笑顔！お菓子協会主催の舞踏会だとか。会場に潜入、みんな優雅に楽しく踊ってる！思わず浦井健治も踊る！客席は笑いつつも拍手！オペラ座、シュテファン大聖堂、モーツァルトの像、ウィーンらしい！
この映像が終わったところでトーク、浦井健治はミュージカル『エリザベート』でルドルフ皇太子を演じたことがあるが、ウィーンは行ったことがあるそう。スペシャルゲストの登場！朝夏まなと！ウィーン、『エリザベート』繋がりで宝塚時代にトートを演じたので「やる前に行きました」とのこと。二人にとっては思い出の場所。ここで、せっかくのスペシャルゲスト、一曲、「踊り明かそう」を！また、村井秀清が一枚の絵を紹介、大学生の時にもらったそう。その絵と同じ風景がスクリーンに。ベルギーのブルージュ、家並みが温かみがあって親しみを感じる。
再び、”本題”に、お次はイギリス、ロンドン、まずは地下鉄、乗り込む！街”歩き”なだけに！ビッグベン、トラファルガー広場、ウエストミンスター寺院、名所が映し出され、それからロンドンと言えばウエストエンド、劇場！とある劇場前でミュージカル俳優に遭遇、楽しげにトーク、「これに出てるんだ」「これは僕（主役！！）」と広告の前で同じポーズ。街歩きならでは！ここで浦井健治が１曲「君住む街」。最後に訪問する国はイタリア。ベネチア、水の都と言われるだけあって川が重要な交通手段、市街地は約122の小島を約400の橋で結んだ水の都で、運河が176あり、ゴンドラによる交通が有名。よって橋が多く、その橋がなぜか階段状になっており、乳母車や荷車が結構大変そうで、たくさんの荷物を積んだ荷車の脇を通る人が「積みすぎだよ！」というひと幕もあり、思わず笑いが。そんなシーンは街歩きならでは。さらにフィレンチェ、ローマと回る。楽しい時間はあっという間、終わりに。普通に拍手が、だんだんアンコール拍手に変わって村井秀清、浦井健治、朝夏まなとが再登場。朝夏まなと、感想を聞かれて「癒されました〜」。最後に楽しげな街の人々の映像で締めくくる。音楽とトークと映像、脳内で世界を回る、リアルにはこのコロナ禍では実現しないが、こういう形なら！２時間弱ぐらいのコンサート、ほっこりとした気分で”おしまい”。
＜概要＞
NHK『世界ふれあい街歩きコンサート』
【出 演】 村井秀清（音楽）、浦井健治（語り）、朝夏まなと（特別ゲスト）
村井秀清 Merged Images with 篠崎正嗣 ストリングス（演奏）
Merged Images Band member：
村井秀清（Piano）、日景 修（Bass）、新村泰文（Drums/Percussion）、
宮崎隆睦（Sax/Woodwinds）、Mark Ishikawa（Guitar）
【公演日時】 2021年10月6日（水）
【会 場】 LINE CUBE SHIBUYA（渋谷公会堂）
【主催】 サンライズプロモーション東京／エイベックス・エンタテインメント
【企画・制作】 NHK エンタープライズ
