2011年に逝去した金正日総書記が、アートの世界に造詣が深かったことは日本ではあまり知られていない。
総書記は、1991年10月26日に「美術論」という著作を発表している。画家や彫刻家たちが「創作活動において堅持すべき姿勢と立場」について記している。
この著作は国内アーテイストたちの必読本となっている。
関連イベントも開催され、それは今も続いている。
「美術論」発表30周年を記念する国家美術展覧会が7日から平壌市内の会場で開かれている。展覧会には、国内の美術専門機関で創作された朝鮮画、油絵、彫刻、工芸など数百点が出品されている。
開幕式で演説したスン・ジョンギュ文化は、「金正日総書記の『美術論』は、我々が学ぶべき創造の方法を総合的に体系化した朝鮮式美術理論の大百科全書であり、これからも堅持すべき指針だ」と述べた。
金正日総書記には「映画芸術論」「音楽芸術論」「建築芸術論」という著作もある。