【欧州NL】フランスがベルギーに3―2と逆転で決勝進出 勝因は「ハーフタイム」

決勝進出を決め喜ぶデシャン監督(中、ロイター)

欧州ネーションズリーグ準決勝(7日=日本時間8日、イタリア・トリノ)、2018年ロシアW杯王者のフランスが3―2でベルギーに逆転勝ちした。

フランスは前半に2点失点し、迎えた後半17分にFWカリム・ベンゼマ(レアル・マドリード)のゴールで反撃を開始し、24分にFWキリアン・エムバペ(パリ・サンジェルマン)がPKを決めて追いつくと、終了間際の45分にDFテオ・エルナンデス(ACミラン)が決めて逆転でファイナル進出を決めた。

ディディエ・デシャン監督は「決勝に出るためにここに来たが、出場を決めた。トロフィーを持ち上げるため、できる限りのことをする」とし、FWアントワヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)は「素晴らしい試合だった。1点取れば、すべて変わることがわかっていた。それが実際に起きた」とコメントした。

また、土壇場で決勝弾をマークしたエルナンデスは「ハーフタイムにお互いが話し合いをして『私たちはベルギーよりも優れている』と言い、後半に臨んだ。そのおかげで逆転できた」と語り、2点のリードを許して後半を迎える前にイレブンが意欲を高めたことが勝因と指摘した。

決勝(10日=同11日)では、イタリアの無敗記録を「37」で止めたスペインと対戦する。

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