菅田将暉の新曲「ラストシーン」が「日本沈没」の主題歌に決定。「めちゃめちゃうれしいです。でもまだちょっとふわふわしてます」

菅田将暉の新曲「ラストシーン」が、小栗旬が主演を務め、10月10日にスタートするTBS系連続ドラマ「日本沈没―希望のひと―」(日曜午後9:00)の主題歌に決定した。

ドラマの原作は、1973年に刊行された小松左京による不朽の名作「日本沈没」。翌年には同局でテレビドラマ化がされているが、それ以降もドラマのみならず映画やアニメ、漫画などさまざまな形で語り継がれてきた名作だ。刊行から48年の時を経て、この原作に大きくアレンジを加えた本作は、原作でも描かれていた「環境問題」を現代に照らし合わせて鮮明に描き出す。そして、主人公・天海啓示(小栗)を含めて登場人物をオリジナルキャラクターにすることで、2023年の東京を舞台に、今だからこそ描くべき物語が展開。沈没という目に見えない危機が迫る中で、国家の危機にひんしてもなお、一筋の希望の光を見いだすために奮闘する人たちの姿を紡いでいく。

菅田が同局のドラマで主題歌を担当するのは、今回が初めて。楽曲の作詞・作曲は、これまでに菅田と何度もタッグを組んできた石崎ひゅーいが担当。目に見えない危機が迫る中で希望を見いだし、諦めずに信じ続けていくこのドラマの登場人物たちからインスピレーションを受け、本作のために書き下ろした。2人で話し合いを重ねながら完成した主題歌は、重厚なサウンドに乗せた珠玉のバラードとなっている。注目の楽曲はドラマの初回放送で初解禁となる。

菅田は「どれだけ理不尽なことでも目に見えない敵でも、そこには必ず人がいて戦っています。この『日本沈没』という作品で大先輩方が大自然に立ち向かっていく姿を見て、僕自身奮い立つものがありました。その姿に、ただ身を任せるのではなく、お供する気持ちで歌わせていただきました」と楽曲制作時の心境を明かす。

そして「10代の頃からお世話になっている小栗旬さんの主演作に主題歌で参加すること、めちゃくちゃうれしいです。でもまだちょっとふわふわしてます」と感激している。

小栗は「主題歌を聴いて『日本沈没―希望のひと―』のテーマに合わせて、ものすごく考えて作ってくれたような、何か終わりと始まりの歌というようなイメージを感じました」と楽曲の印象を伝え、「菅田くんの伸びのある声が僕らの作品に一つ希望を与えてくれているような気がします。われわれが作ってきた作品の背中を押してくれるような曲を作っていただき感謝しています」と話している。

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