2023年卒業予定の学生に調査、半数以上がテレワーク制度の有無を「重視」

株式会社学情は、2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象にテレワークに関するアンケートを実施した。

調査は「あさがくナビ2023」へのサイト来訪者を対象にインターネットで行った。有効回答数は415名。コロナ禍でテレワークが普及・定着し、「テレワークでは質問がしにくい」「上司や先輩と話す機会がなく、人間関係を築きにくい」といった課題も指摘される中、これから社会人になる学生は、入社する企業でのテレワークについてどのように考えているのかを調べた。

調査によると、入社する企業にテレワーク制度があったら「利用したい」と回答した学生は74.5%に上った。入社先の企業でテレワークを実施したい頻度は「週に1~2回」が28.5%で最多。次いで、「週に3~4回」25.6%、一方で「毎日」は8.1%に留まった。「テレワークの制度があることはありがたいが、同期や先輩・上司とコミュニケーションも取りたい」「育児をするなどライフステージに変化があったらテレワーク制度も利用したいけれど、入社後すぐは出社して働きたい」などの声が寄せられ、出社とテレワークを組み合わせて働きたいと考えている学生が多いことが分かる。

また、プレエントリー時に、テレワーク制度の有無を「重視する」「どちらかと言えば重視する」と回答した学生が56.6%に上った。「柔軟な働き方ができそう」「テレワークのほうが集中して取り組める仕事もあると思う」「コロナ後も、テレワークは定着すると思うので、制度の有無は確認しておきたい」といった声が上がった。

参考:【株式会社学情】あさがくナビ2023登録会員対象 2023年卒学生の就職意識調査(テレワーク) 2021年10月版

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