元立憲民主党の初鹿明博前衆院議員が衆院選不出馬を表明 女性問題で蓮舫氏に叱責された過去

初鹿明博氏

元立憲民主党の初鹿明博前衆院議員(52)が8日、次期衆院選への不出馬をSNSで表明した。

初鹿氏は「今月行われる衆議院選挙には立候補致しません。議員辞職以降、無所属もしくは既存の政党に入党しての立候補、又は、これから出来るであろう新しい政党での立候補を模索して参りましたが、選挙に立候補出来る環境が整っていないため、今回は出馬しないことを決断しました」と寄せた。

初鹿氏は民主党の都議を経て、2009年の衆院選で初当選。その後、離党し、日本未来の党から出馬も落選。その後、維新や立憲民主党から当選していた。この間、2016年に週刊誌で女性の連れ込み未遂と言動が問題視され、当時在籍していた民進党の蓮舫代表から「非常に遺憾」と青年局長の役職を外されていた。

17年には再び週刊誌で女性へのわいせつ疑惑が報じられ、立民は半年の役職停止処分を下していたが、初鹿氏は19年に書類送検され、離党。不起訴となったが、昨年10月に議員辞職していた。

初鹿氏は「知人女性に訴えられるような事態になった背景には私自身の中に長年議員を続けていく中で知らず知らずのうちに身についてしまった『認知の歪み』があると考え、専門家の方々のアドバイスをいただきながら自身の考え方を改めるべく学んでいる途上であります」と改めてスキャンダルも振り返った。

今後、議員の道はあきらめていないとして、「当面は7年目となる放課後等デイサービスの運営と昨年から始めた事業に励む事で社会に貢献し、再び国政で皆様の為に働く日が来るよう日々研鑽に努めて参ります」と記した。

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