立花党首「NHKを倒す」と衆院選の公約発表 政見放送にホリエモン出演内定

会見したNHK党の立花孝志党首(右)と大橋昌信副党首

「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)の立花孝志党首(54)が8日、国会内で会見し、次期衆院選の公約を発表した。

立花氏は「NHKが委託法人に行わせている弁護士法72条違反となる訪問行為について徹底的に追及する」と公約を掲げた。弁護士法72条違反とは、弁護士や弁護士法人以外が報酬目的で法律事務の取り扱いを禁じている。立花氏はNHKが委託している会社による受信料の契約、集金業務はこの72条に抵触するとして、NHKと係争中だ。

立花氏は「受信料の延滞利息を免除する等の放送法違反となるNHK独自の運用が常態化している。法外な受信料額を設定し、委託法人に弁護士法違反となる訪問行為を行わせ、法的弱者のみ不公平に受信料を負担させ続けている」と結党の原点であるNHK受信料問題を指摘する。

さらに「たった2年でNHKの収入は220億円減っている。理由はコロナという人もいるが、我々がしっかりとした成果を出しているが、まだ国民の皆様に伝わっていない。弁護士法72条違反でNHKを倒すことができる。それを広報していくために選挙公約を一つに絞った」と話した。

また立花氏は「党から立候補しないが、政見放送には出演していただく」と衆院選の政見放送で、ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(48)の出演も内定したと明かした。

昨年の都知事選で、堀江氏はホリエモン新党から立候補した3人の候補者のポスターに顔写真で登場していたが、今度は政見放送で直接、何らかの主張することになりそうだ。

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