【レシピ紹介】キャンプで本格スパイスカレー!スーパーにも売っている4種類のスパイスを使った絶品チキンカレー

「キャンプでも本格的なスパイスカレーを食べたいなー」と思っているキャンパーさんって結構多いのではないでしょうか?実はスパイスカレー作りって案外簡単なんです!この記事では、スーパーにも売っている4種類のスパイスを使って作る「本格チキンカレー」をご紹介します。自宅だけでなくキャンプでも作ることができるので、これを覚えればキャンプのヒーローになれるかも!

キャンプでも本格的なカレーが食べたい?それならスパイスカレーを作ってみよう!

キャンプで連想する食べ物と言ったら「カレー」と挙げる方が多いはず。

では、みなさんスパイスカレー作りをしたことはありますか?

「ハードルが高そうだし、なんだか難しそう」「なにか特別な道具が必要なんでしょ?」
「たくさんのスパイスとか面倒そう」
など、やってはみたいけど二の足を踏んでいる方もいるのではないでしょうか?

かくいう筆者もそのひとりでした。

筆者撮影

しかし、実際にやってみるとスパイスカレー作りは思いのほか簡単で全くの初心者だった筆者でも美味しいカレーを作ることができたのです!

気がつけばスパイスカレー作りにハマって、たくさんのスパイスを買い揃えていました(笑)

ちなみに上の写真では8種類のスパイスが写っていますが、実際には4種類もあればスパイスカレーは作れますよ。

スパイスはスーパーに売っている

「じゃあスパイスってどこに売っているの?」

と疑問に持つ方も多いはず。専門店でしょうか、それともネットショップでしょうか。

筆者撮影

いいえ、スーパーで普通に売られています

スーパーにいくと、乾燥バジルとかが売られている棚と一緒に陳列されていることが多いですよ。

筆者のように、スパイスカレー作りの沼にハマった人はネットショップなどで大量に買ってもいいですが、最初はスーパーで購入することをおすすめします。

スパイスにも賞味期限はあるので、余ってしまったら勿体無いですからね!

スパイスカレーは家庭にある調理器具で作ることができる

意外にもスパイスカレーは家庭にある調理器具で作ることができます。

筆者も最初は「何か特別な道具が必要なんじゃ...?」と思っていましたが、そんなことは全くなかったです。

筆者撮影

そこで、スパイスカレー作りに必要なものを並べてみました。

・フライパン(深めのがおすすめ)
・フライパンの蓋
・大さじ、小さじ
・木べら
・包丁、まな板

必要なのはたったのこれだけ!ご家庭にもこれらの道具はあるんじゃないでしょうか?

ちなみに、フライパンのサイズは1〜2人前なら20cm、3〜4人前なら24cmぐらいの深型のものがおすすめです。

筆者撮影

熱源はなんでも大丈夫ですが、今回はカセットコンロを使用します。カセットコンロで作ることができれば、キャンプでも作ることができる証明にもなるはず。

さてさて、必要な道具もわかったところで、実際にチキンカレーを作っていきましょう!

4種のスパイスで作る『本格チキンカレー』の材料(2人前)

筆者撮影

材料(食材編)*2人前

・鳥もも肉 1枚
・玉ねぎ 1/2個
・しょうが、にんにく 1片

・トマトピューレ 大さじ2
・塩 小さじ1/4
・紅花油 大さじ2
・水 250cc

今回は紅花油を使用していますが、サラダ油で代用しても問題はありません。

筆者撮影

材料(スパイス編)

・クミンシード 小さじ1/2
・コリアンダー 大さじ1
・ターメリック 小さじ1/2
・カイエンペッパー 小さじ1/2
・塩 小さじ1/4(*写真外)

今回、使用するスパイスは上記の4種類+塩です。

クミンシードなど粒状のスパイスはホールスパイスと呼ばれ、コリアンダーなどの粉末のスパイスはパウダースパイスと言われています。

ホールスパイスとパウダースパイスはカレーに入れるタイミングが異なるので、分けておきましょう。

筆者撮影

ちなみに、辛いのが苦手な方はカイエンペッパーの代わりにパプリカパウダーで代用しても大丈夫です。

パプリカパウダー自体に辛みはありませんが、赤色のスパイスなのでカレー全体を鮮やかにしてくれますよ。

食材の下ごしらえ

調理に取り掛かる前に、それぞれの食材の下ごしらえをしておきましょう。

慣れている方は調理と並行しながらでも大丈夫ですが、一旦調理にとりかかると結構忙しいので最初のうちはおすすめしません。

ちなみに筆者も事前にすべての下ごしらえを行なった状態で、調理に取り掛かっています。

筆者撮影

玉ねぎは粗みじんぎりに。1cm角ぐらいの大きさで大丈夫です。

しょうがとにんにくは細かくみじん切りにします。

鳥もも肉は皮と身の部分を分けて一口サイズにカット。

皮はそのまま焼いて食べてもいいですし、カレーに入れて食べても美味しいです。*筆者は皮だけを焼いて食べることが多いです。

筆者撮影

パウダースパイスと塩(小さじ1/4)は一皿にまとめておきます。

筆者撮影

全ての下ごしらえを終えた状態がこちら。トマトピューレなども先に必要な分だけ取り分けておきます。

また、食材を調理工程順に並べておくことをおすすめします。そうすることで工程を忘れたり、飛ばしたりすることを防げるので便利です。

筆者は上の写真の様にいつも調理工程順に並べてから、調理を開始します。

【手順1】油にホールスパイスとしょうが&にんにくを入れて香りを移していく

筆者撮影

フライパンに紅花油を大さじ2を入れて、油がさらさらになるぐらいまで加熱してください。

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クミンシードを入れて弱火で加熱します。火が強すぎるとすぐに焦げてしまうので、弱火で辛抱強く待ちましょう。

筆者撮影

しばらくするとクミンシードの色が変わり、ぷくぷくと気泡が浮かび上がってきます。

クミンシードがこんがりして香りが立ち、プチプチ音が終わればOKです。

筆者撮影

その後、にんにくとしょうがを加え弱火できつね色になるまで加熱し、青臭い香りが無くなればOKです。

ホールスパイスやにんにくとしょうがを加熱する時は、弱火で行うようにしましょう。

焦らずにじっくりと油に香りを移していくことが大切です。

【手順2】濃いきつね色になるまで玉ねぎを炒める

手順1が終わったらたまねぎを炒める工程に移ります。

このたまねぎを炒める作業はスパイスカレー作りにおける一番重要な工程だと筆者は考えています。

この工程を丁寧にするかどうかで、スパイスカレーの良し悪しが決まると言っても過言ではありませんよ。

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玉ねぎをフライパンに入れたら、塩を小さじ1/4いれます。

塩を一緒に入れることで、玉ねぎの脱水を早めることができます。

筆者撮影

次に、フライパン内をかき混ぜて玉ねぎの表面に油をまとわせます。

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玉ねぎをフライパンに満遍なく広げたら強火で放置します。玉ねぎを鍋底で焼き付けるようなイメージです。

「え?常に混ぜていなくていいの?」と思うかもしれませんが、混ぜなくて大丈夫です。むしろ、たまねぎをしっかりと脱水させるために混ぜないことが大切です。

また、水を100ccほど横に置いておきましょう。玉ねぎを炒める最中に使用します。

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2〜3分ほど放置した後に混ぜるとこのようになりました。表面が焦げて少し色づいてきたのがわかります。

そしたらまたこの状態で放置し、たまねぎの加熱を続けます。

筆者撮影

「2~3分放置して、かき混ぜる」ことを2~3回繰り返したら、フライパンに水を少し入れましょう。

水を入れることで玉ねぎの表面の焼けた部分が水に溶けだし、玉ねぎ全体の褐色化が促進します。

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炒めて放置し、水を入れてたまねぎの炒め加減を均一にする作業を繰り返すと、最終的にはこのようになります。

ここまで玉ねぎの色が変われば大丈夫です。加減が難しいですが玉ねぎは焦がさないように注意してください。

慣れないうちは玉ねぎに色がついてきたら、徐々に火を弱めていきましょう。そうすると玉ねぎを焦がしにくいです。

【手順3】トマトピューレを入れ、水分をしっかりと飛ばす

筆者撮影

玉ねぎを炒め終わったら一度火を止めて、トマトピューレを入れます。

筆者撮影

トマトピューレを入れたら中火で加熱する。焦付きが怖い方は弱火でじっくりでも大丈夫です。

この工程では、トマトピューレの水分をしっかりと飛ばすように炒めることを意識してください。

【手順4】スパイスを加え香りを引き立てる

筆者撮影

トマトピューレが全体的に馴染んだら、再度火を止めてスパイスと塩を加えます。

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スパイスを加えたら弱火で1~2分ほど炒めます。スパイスに熱を加えることで香りがより引き立つようになります。

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木べらですくい上げ、ぽてっとしていたら大丈夫です。

ちなみにこの状態はいわばカレールゥの状態です。

筆者撮影

小分けして保存しておけば、食べたい時にスパイスカレーを作ることができますよ。

キャンプでスパイスカレーを作る時は、このカレールゥをあらかじめ作っておくと時短になります!

☝️冷蔵だと1週間ほど、冷凍だと1ヶ月ほど保存できます。

【手順5】鳥もも肉を加え炒める

筆者撮影

鳥もも肉を入れたら一度、全体を混ぜ合わせます。

筆者撮影

その後中火で加熱します。このときもフライパンの鍋底で焼き付けるようなイメージで炒めてください。

鳥もも肉の表面に焼き色がつけばこの工程は大丈夫です。

【手順6】水を加えて20分ほど煮込む

筆者撮影

水を250cc入れて、全体をかき混ぜ沸騰するまで強火で加熱します。

フライパン全体がぐつぐつ沸騰してきたら、もう一度全体をかき混ぜ弱火にします。

筆者撮影

蓋をした状態で20分ほど加熱します。時折、蓋を開けて全体をかき混ぜましょう。

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20分煮込んだら味見をしてみましょう。

「なんだか味が薄いな」「味全体がまとまっていない気がする」と思ったら、少量の塩を足してください。

しかし、塩の入れすぎは厳禁です!入れすぎてしょっぱくなってしまうと、もう後戻りはできないのです。

いわば、塩はカレーを美味しくする鍵でもあり、美味しくなくしてしまう劇薬でもあります。

筆者撮影

味がまとまったら、容器によそって完成!

冷めないうちに食べて下さいね。自分では作ったと思えないくらい美味しいはず♪

「スパイスカレー作り楽しいかも」と感じたら、スパイスカレー沼に片足を入れている状態ですよ(笑)

スパイスカレー作りは簡単で楽しい!キャンプでも作ってみよう!

筆者撮影ある日の晩御飯

4種類のスパイスを使用して作る「本格チキンカレー」を紹介させていただきました!

ご覧いただいてどうでしたか?「あれ?案外簡単な気がする」と思っていただけたら嬉しいです。

基本さえ抑えれば簡単に作れるので、ご自宅だけでなくキャンプでも作ってみてください。筆者と同じように、スパイスカレー作りの沼にハマる人が増えることを期待しています(笑)

最後までご覧いただきありがとうございました!

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