最高のパフォーマンスを発揮してもらうために アスリートの目線で天気を予測する『スポーツ気象』

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は東京2020大会が開催された東京での取り組みや人々の思いを紹介する「Our Legacy」で、オリパラ大会で選手の活躍を陰からサポートしていた「スポーツ気象チーム」を紹介しました。

◆Our Legacy「スポーツ気象 浅田佳津雄」

東京2020大会が開催された東京を舞台に行われる取り組みや、そこに関わる人々の思いを紹介する、「Our Legacy」。
今回は、大会で選手の活躍を陰からサポートしていた、あるチームを取材しました。

伺ったのは、世界最大規模の気象情報会社。天気予報だけでなく、船が安全に航海するためのルート選定など、分野に合わせた気象情報を提供しています。
東京2020大会で選手の活躍をサポートしたチームとは…。

(浅田佳津雄さん)
「我々は、スポーツ気象チームというチームです。我々がやっているのは、スポーツのチームや選手に対して気象情報を提供することによって、いい準備をして、試合やレースに挑んでもらうというサービスをしています」

近年、アスリートのパフォーマンス向上のため注目を集めている、スポーツ気象。東京2020大会では、11の競技で活用されました。

(浅田佳津雄さん)
「一般的な天気予報とスポーツ気象で、基本的には情報の大元は変わりません。ただ、大きく違うのは見せ方です。試合に挑むための準備に必要な情報というのは、やはり多少、違いますので、選手やチームが良い準備をしやすい見せ方・伝え方にこだわっているのが、スポーツ気象というものです。例えば、マラソンの競技とかですと、やはり夏場のレースでは、ひなたを極力、走らないで、日陰を走って体力を温存しようということが大事になりますので、このエリアは、例えば『20kmから25kmが日陰が多めですよ』ということがあらかじめ分かっていると、どこでどういうペース配分にしようかなということが考えやすくなると思います。我々は、こういったものを提供することで、イメージトレーニングがしやすくなるんじゃないかなと考えています」

2015年にチームを立ち上げて以来、数々の大会で、その実用性を証明してきました。

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