「ニンテンドースイッチ」新型機が発売 有機ELを採用、映像が色鮮やかに

発売されたニンテンドースイッチの有機ELモデル(8日午前11時すぎ、京都市下京区、エディオン京都四条河原町店)

 任天堂は8日、家庭用主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の新型機を発売した。従来機は画面が液晶だったが、色鮮やかな映像を楽しめる大型の有機ELを採用した。2017年3月のスイッチ発売以来初となる上位モデルの投入で、好調維持を狙う。

 家電量販店「エディオン京都四条河原町店」(京都市下京区)では、新型コロナウイルス感染防止に向け、事前抽選した上で販売したため、初回入荷分はすべて予約済みとなった。初日は当選者が次々と訪れ、待望の新型機を受け取った。

 仕事の合間に訪れた販売員の女性(43)=中京区=は「おいっ子たちに頼まれて買った。仲良く遊んでほしい」と話した。従来機も持っているという会社員男性(47)=同=は「有機ELで映像がどう変わるのか楽しみ」と笑顔を見せた。

 小売価格は従来機より約5千円高い3万7980円。コロナ禍の「巣ごもり需要」もあり、20年度のスイッチシリーズの世界販売台数は過去最多の2883万台に達した。新型機の投入で販売をてこ入れし、21年度は2550万台を目指す。

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