「幻のヘビ」といわれつつ…2カ月連続発見、今度は横須賀で 三浦半島は「餌が多く、天敵も少ない」

木暮さんが自宅近くの市道で発見したシロマダラ(木暮さん提供)

 「幻のヘビ」なのにまた!? 神奈川県横須賀市に住む木暮耕太郎さん(45)が6日夜、自宅そばの市道で体長20センチほどのシロマダラを発見した。

 9月にも隣の葉山町で発見されたばかりで、今回は約7キロ離れた場所。爬虫(はちゅう)類好きという木暮さんは「毒がないと知っていた。踏まれたらかわいそう」と捕獲した。

 シロマダラは「幻」と呼ばれながら目撃情報が相次ぐ。市自然・人文博物館の萩原清司学芸員は「昼間は倒れた木の下や岩陰に隠れ、ほとんど活動しない。夜行性で天敵の鳥がいない夜に餌を探す」と解説する。

 三浦半島に多い理由には「餌の爬虫類が多く生息し、天敵の哺乳類が少ない」ことを挙げた。同館にも年3~4件ほど発見の報告があるという。

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