沖縄・北大東島を取り巻く灰色ライン 謎の漂着物の正体は?

 【北大東】北大東村の最東端にある唯一海水浴が楽しめる通称・沖縄海(おきなわうみ)に、大量の軽石が押し寄せている。さらに島の周囲を取り囲むように、軽石によって灰色のラインが青い海に浮かび上がっている。

 北大東村は断崖絶壁に囲まれた島だが、沖縄海は唯一海水浴が楽しめる海岸。波に乗って押し寄せられた軽石が海岸一帯を覆っている。石の大きさは数センチ程度。

 村の担当者が南大東島気象台に問い合わせたところ、小笠原諸島の福徳岡ノ場で8月16日に海底火山の噴火があり、流れ着いたのではないかという。

 9月下旬の台風16号の後から島の周囲を漂流している様子がたびたび住民によって確認されており、村の担当者は「気象庁や専門家による本格的な調査はこれからだ」と話している。(上地順子通信員)

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