【新日本・G1】無敗街道のオカダがタイチ下し6連勝! Bブロックは早くも7人が脱落

タイチ(左)にドロップキックを叩き込むオカダ

新日本プロレス8日高知大会「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、オカダ・カズチカ(33)がタイチ(41)を下し開幕から無傷の6連勝を飾った。

新日本デビュー戦(2008年4月)の相手でもあるタイチの猛攻にさらされた。ジャンピングハイキックからデンジャラスバックドロップを浴びたオカダは、ローリングラリアートを放つもアックスボンバーとの相打ちで打ち負けてしまう。旋回式ツームストーンパイルドライバーからのレインメーカーもかわされ、タイチ式外道クラッチで丸め込まれるなどピンチの連続だ。

それでも白鵬式カチ上げエルボーを狙って突進してきたタイチをキャッチすると、なんとそのまま開脚式ツームストーンパイルドライバーでマットに突き刺す。最後はついにレインメーカーをさく裂させて激闘に終止符を打った。

試合後のリング上では「最後のほうさ、ほとんどタイチを応援してたって俺は知ってるよ。でもさ、その状態で勝つのがレインメーカー、オカダ・カズチカだから」とキッパリ。

「6戦終えて、オカダ・カズチカもボロボロになっているように皆さん見えるんじゃないでしょうか。ボロボロになったとしても、誰もオカダ・カズチカを止められないと、そうも思ってるんじゃないでしょうか」と、このまま無敗街道を突き進む自信をのぞかせた。

これでBブロックはオカダと、同じく6戦全勝のジェフ・コブによるマッチレースの様相。2人をEVILが1敗で追う展開だが、それ以外の7選手は公式戦3試合を残して早くも脱落が決定した。

「まだ6つ終わったけですから。決勝戦(21日、日本武道館)も入れればあと4つありますんで。そこに向けてやっていきたいと思います」。圧倒的強さを取り戻し、全勝優勝まで見えてきたオカダが、7年ぶり3度目のG1制覇に視界良好だ。

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