中日は8日のDeNA戦(横浜)に3―9で大敗を喫して3連敗。借金は今季ワーストの15まで膨らみ、9日にもクライマックス・シリーズ進出が完全消滅する危機だ。先発の笠原が4回9安打7失点でKOされ、打線は初回に2点を先制したものの、2回以降は1点しか奪えなかった。
以下は与田剛監督(55)の一問一答。
――先発の笠原がコントロールに苦しんだ
与田監督 そうだね。彼の課題でもあるし、一軍に上がってきて状態のいい試合もあったが、今日は特にその辺が難しかった。
――2回までに7点も取られた
与田監督 やっぱり来年に向けてもローテーションに入れるような投手に育ってほしいという気持ちは持っている。
――ローテに入る上で必要なことは
与田監督 いろいろ課題はあるが、一球一球フォームがバラついているというのがあるので、そういったところのトレーニングを含めて、何よりもコントロールというのは一軍で投げていくうえでは本当に大事なことなので、そこに向けていろんなことを練習しないといけない。
――笠原が得意のチェンジアップを生かしきれていなかったのでは
与田監督 理由は一つだけではない。じゃあ、チェンジアップでカウントが取れるかどうか。最初に言ったことがすべてで、コントロールがうまくいかなかったというところでは。
――2番手の鈴木も久しぶりの一軍登板で2失点
与田監督 最初のイニングは力みがあったが、2回、3回と徐々にいいボールは投げられたのでは。
――自己最長の3イニングを投げさせた意図は
与田監督 別に何か特別な思いで長く投げさせようということではなく、ゲーム展開、2イニング目の内容も良かったので、もう1イニング行けるだろうなというところです。
――打線は初回に2点を取ったが、2回以降は止まってしまった
与田監督 これはもうしょうがない。
――ビジターではこのところ(9連敗と)勝てない現状(今季計19勝40敗6分け)をどう考えているのか
与田監督 何か明確な理由があることでもない。相手チーム、相手投手との兼ね合いもあるので、その辺はいろんな理由があるのでは。