西銘沖縄相が9日に就任後初来県 知事や県議会議長、経済団体などと面談

 【東京】西銘恒三郎沖縄担当相は8日の閣議後会見で、9日に大臣就任後初めて沖縄県を訪問することを明らかにした。玉城デニー知事や赤嶺昇県議会議長、経済団体代表らとの面会を予定している。西銘氏は、「職責の重さを感じる」と意気込みを語った。西銘氏は、糸満市の国立沖縄戦没者墓苑を訪れた後、各面談に回る。市町村の代表らとも意見交換する。

 西銘氏は自民党内で沖縄振興を話し合う「沖縄振興調査会」の幹事長を務め、2022年度からの沖縄振興についての提言とりまとめに関わった。記者団から担当大臣として沖縄を訪れる心境を問われ、「大臣職は重たい。職責の重さを感じながら頑張っていこうという新たな気持ちだ」と強調した。

 一方、自身が代表を務める県内自民党支部が都内のスナックに計約11万円を支出していた件について、税金を原資とする政党交付金からの支出ではないと改めて説明。政治資金収支報告書の修正を終えたとし「不適切な支出で監督不行き届きだった。誤解を招くような行為が今後ないように注意していきたい」と述べた。

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