角田裕毅、初走行のトルコで11番手「自信を深めていいペースを発揮できた」チームもパフォーマンスに満足/F1第16戦

 2021年F1トルコGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅はフリー走行1=18番手/2=11番手だった。角田にとってイスタンブール・パークで走行するのはこの日が初めてだった。

 チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは、トルコGP初日を振り返り、次のようにコメントした。

「タイヤについて多数の未知数がある状態でトルコ入りした。今週末に向けてサーキットがグリップを向上するための対策を行い、それがどう影響しているのか、分からなかったからだ」

「去年の経験から、低グリップのコンディションを想定していたが、最初のプッシュラップから、去年のドライコンディションで我々が記録したタイムを上回ったことは、うれしい驚きだった。通常のコンディションに近づいたということになる」

「ただ、これにより、午前セッションでは路面コンディションに対してマシンが最適化されていなかったため、FP2に向けて多数の変更を施す必要があった。正しい方向に向けて変更できたのは間違いないが、まだバランスの面で完璧ではないので、明日に向けてマシンをさらに向上させる余地が残っている」

「この週末、裕毅に関してはこれまでとは違ったアプローチをとり、それがここまではうまくいっている。彼は自信を深め、良いパフォーマンスを発揮した」

2021年F1第16戦トルコGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)

■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
フリー走行1=18番手(1分26秒424:ソフトタイヤ/28周)/2=11番手(1分24秒882:ソフトタイヤ/30周)

 イスタンブール・パークはとても素晴らしいコースで、初めての走行を心から楽しみました。徐々に自信を深めることができて、午後にはいいペースを発揮できたと思います。今日のコンディションは風が強かったものの上々でしたが、明日は雨が降るかもしれないので、また難しくなるはずです。天候がどうなるか注視して、できる限り準備はしますが、ここまでのマシンバランスには満足していますし、大きな進歩を見せられていると思います。

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