【京都の難読地名】太秦、私市、間人・・・いくつ読めますか?

日本各地には、なかなか読めない難しい地名が多数存在します。地域の言葉や歴史に由来しているものなど、さまざまですが、中には県外の人はもちろん、地元の人でもわからないというものも。今回は京都府の難読地名を紹介します。あなたはいくつ読めますか?

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太秦

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「うずまさ」

京都市右京区の太秦は、朝鮮半島から渡来した秦氏が朝廷から与えられた禹豆麻佐(うずまさ)という姓に由来するという説が伝わっています。時代劇の撮影所があることでも知られ、テーマパーク「東映太秦映画村」では江戸時代を再現した街並みが楽しめます。

私市

(C)綾部市観光協会

「きさいち」

綾部市にある町名で、京都府内最大規模の大型円墳「私市円山古墳」があることで知られています。古墳の墳丘の直径は約70m、高さは約10mあり、現在は公園として整備されています。古墳に沿って土器がずらりと並べられた景色は圧巻です。

先斗

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「ぽんと」

京都市中京区にある花街、先斗町は鴨川に沿った南北500mほどの通りを指します。人がやっとすれ違うくらいの幅の細長い石畳みの路地には飲食店が立ち並び、花街ならではのしっとりとした大人の風情が漂います。

間人

(C)一般社団法人 京都府北部地域連携都市圏振興社

「たいざ」

京丹後市丹後町にある間人は日本海を望む港町。地名は聖徳太子の母・穴穂間人(あなほべのはしうど)皇后にちなみます。戦乱を避けて一時この地に滞在した母子。都に戻る際、皇后の名前の間人(はしうど)を村名として賜ったものの、村人は畏れ多いとして「御退座(ごたいざ)された」という意味から間人を「たいざ」と呼ぶようになったと伝わっています。

鶏冠井

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「かいで」

向日市鶏冠井町は、かつて長岡京の一部だった場所です。長岡京は桓武天皇が平城京から遷都した都で、その後、平安京に移されるまでの10年もの間、朝廷がありました。鶏冠井町からは朝廷の正殿「大極殿」の跡が見つかっており、まさに政治の中心地だったことがうかがい知れます。

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