【動画あり】上信越道新井スマートIC環道型退出路 運用を開始 道の駅あらい 防災拠点機能強化へ 

 妙高市とネクスコ東日本上越管理事務所が改築を進めていた上信越自動車道の新井スマートインターチェンジ(スマートIC)で8日、環道型退出路の交通運用が始まった。隣接する道の駅あらいの防災拠点として機能強化、物流の効率化の一環で、12月初旬の市道側工事完了により、車長制限なく全車種の利用が可能となる。

8日から運用が始まった環道型退出路。今後は車長制限解除に向けて、市道交差点工事を進める

 これまでのスマートICは1車線のため、ETCカードの紛失や誤進入の場合、バックで戻るしかなかった。同日から運用が始まった環道型退出路では、上下線を輪形の通路で接続。トラブルがあった場合、バー前に設置されたインターホンから料金所の係員にその旨を伝えると、輪形の通路を通って反対車線から来た道に戻ることができる。

 バーの操作で反対車線の車を止め、電光掲示板に通る道が指示される。県内での設置は、同所が初。

 今後は、県道西野谷新井線側から大型車両が進入できるよう、市道交差点の工事を行い、スマートIC入り口を拡張する。これにより車長12メートルを超える全車種でのスマートIC利用が可能になる見込み。

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