台風18号、フィリピンの東で停滞 大東島はきょう夕方から強風(10月9日昼)

 気象庁によると、超大型の台風18号は9日9時にはフィリピンの東にあって、ほとんど停滞している。中心の気圧は992ヘクトパスカル、最大風速は23メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心から半径950キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。今後フィリピンの東を北上し、次第に西側に進路を変える見込み。この影響で、先島諸島では10日から風が強まり、11日から12日は大しけとなるおそれがある。沖縄気象台は、高波や強風に注意するよう呼び掛けている。

 沖縄地方の沿岸の海域では波が高くなっており、大東島地方では9日から、沖縄本島地方や先島諸島では10日から次第にしける見込み。

 大東島地方では、台風と高気圧との間で気圧の傾きが大きくなるため、9日から東の風が強く吹く見込み。先島諸島と沖縄本島地方では、台風の影響で10日から北東または東の風が強く吹き、風の強い状態が12日にかけて続く見込みで、気象台は強風に注意するよう呼び掛けている。

 沖縄本島地方は、9日は高気圧に覆われておおむね晴れているが、所によりにわか雨がある見込み。10日は、はじめ高気圧に覆われ晴れるが、台風18号に流れ込む湿った空気の影響で次第に曇り、一時雨が降る見込み。11日は、台風に流れ込む湿った空気の影響で曇りや雨の天気となる見込み。 
 
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