カタールW杯アジア最終予選オーストラリア戦(12日、埼玉)に臨む日本代表GK権田修一(32=清水)が守備の重要性を訴えた。
7日に敗れたサウジアラビア戦について「いい結果ではなかったと思います」とし、自身のファインセーブでピンチを防いだことについて「評価してもらえるのはありがたいが、1本止めたから1本やられて仕方ないということではない。僕に与えられているのはゼロで抑えること。点が取れなくてもゼロで抑えられれば、勝ち点1は拾えるというのを常に追求したいし、そこが自分の仕事だと思っている」と力を込めた。
ここまで予選3試合を戦い失点2。いずれも自分たちのミスからの失点だ。権田は「ウチのピンチはボールロストからがほとんどで、ビルドアップして数的優位をつくられているシーンはなかった」と守備陣の安定感を強調。その上で「崩されたシーンはなく、しっかり揃っているときは守れていると自信を持っている」という。
強豪オーストラリア戦に向けて「地道にエラー(ミス)しないように、崩されないこと、声をかけ合うなど、高いレベルでやっていく。しっかり後ろ(守備)を構築することが大事」と前を見据えていた。