大谷翔平や稲葉SCOと名前が並ぶチャンス 日本ハム新球場で超豪華プロジェクト

「THE BRICK」発表記者会見に登壇した稲葉篤紀SCO【写真:球団提供】

ファンの名前を刻んだレンガを敷設「THE BRICK」

2023年の開業に向けて、北海道北広島市に建設中の新球場「ES CON FIELD HOKKAIDO」(以下エスコンフィールド)。この日本ハムの新たな本拠地の一角に、ファンの名前を刻んだレンガを敷設するプロジェクト「THE BRICK」が球団より発表された。

8日から販売されたのは、エスコンフィールドの一塁側エントランス前広場に敷きつめられるレンガに名前などを刻印できる権利。レンガは北海道遺産である「江別のれんが」を使用。広場は「FIGHTERS LEGENDS SQUARE(ファイターズレジェンドスクエア)」と名付けられ、購入者のレンガと一緒に北海道移転後のファイターズを支えたレジェンド選手と監督たちの名前が刻まれたものも設置される。

レンガへの刻印権とデジタル証明書がセットになった2万2000円(税込)の「ブリックプラン」から、豪華特典のついたプランまで計5種類。注目は100セット限定の「プレミアムレジェンドプラン」だ。刻印されたレンガをレジェンド選手、監督のレンガと隣接することが確約されるので、稲葉篤紀スポーツ・コミュニティ・オフィサーや大谷翔平投手(現エンゼルス)など、北海道移転後のチームの歴史を拓いたレジェンドたちと一緒に名前が並ぶチャンスとなる。

こけら落とし“超プレミアムチケット”の特典も

さらにエスコンフィールドの公式戦第1戦となる、2023年ホーム開幕戦のペアチケットがどこよりも早く手に入るほか、世界に100個しかない「エスコンフィールド 1/1000スケールLEGOR」などレア物がセットになっている。値段は19万8000円(税込)と5つのプランのなかでは一番高額だが、今しかゲットできない特典満載で争奪戦は必至となるだろう。ただし、この「プレミアムレジェンドプラン」と、10万円(税込)の「レジェンドプラン」は数量限定の抽選販売のため、11月14日までに特設サイトから応募となる。

レンガに刻印できる文字はアルファベット、数字、記号で最大48文字。家族や友人など複数人の名前やメッセージ、誕生日や結婚記念日といった日付を入れることもできる。草野球チームやサークルなど団体名や企業名を刻印したい場合は「プレミアムレジェンドプラン」「レジェンドプラン」「プレミアムブリックプラン」での購入が対象となる。

THE BRICKプロジェクトを担当する株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント事業統轄本部の大澤朋陸さんは、企画誕生の経緯について「新球場のメインの入口にできる広場を使って、ファンの方たちと一緒に(新球場を)つくっていきたいなという思いがありました」と話す。「自分の名前を入れることで、球場をつくっている一員になっていただき、一緒に盛り上げていきたいですね」とプロジェクトへの思いを語った。

刻印されたレンガは来年秋に敷設される予定。雪が溶け、開業を迎える2023年春にお披露目となる。「新球場は常に変化し、完成形がない」(大澤さん)という理由から、レンガの設置期間は現在のところ2023年3月から2027年12月末日までの予定となっている。ファイターズと一体となって新球場に携わることができる、夢のような機会となる。

○北海道日本ハムファイターズ公式サイト「THE BRICK」特設ページ
https://brick.fighters.co.jp/index.php(「パ・リーグ インサイト」菊地綾子)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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