東京女子プロレスの年間最大興行となる9日・大田区総合体育館大会で、米AEWで奮闘する里歩(24)が凱旋試合を飾った。
2019年8月以来となる2年ぶりの東京女子のリングに上がった里歩は、この日の第4試合のタッグ戦に出場。かつて「ツインカム・モンスター」のチーム名でコンビを組んだ中島翔子とのタッグで鈴芽、遠藤有栖組と激突した。
久々の参戦で躍動する里歩は、抜群の身体能力を生かしたボディーアタックで遠藤を攻撃すると、自らがデビュー戦の相手を務めた鈴芽にもボディースラムを炸裂させ見せ場をつくった。
さらに中島がピンチになれば、すかさずダイビングフットスタンプで救出するなど鮮やかな連係でも会場を沸かせる。最後は相棒の中島がダイビングセントーンで鈴芽を仕留める形で凱旋試合をものにした。
試合後は「本当に雰囲気が楽しくて、私自身も楽しく試合をさせていただきました」と充実の表情。対戦相手に対しては「フレッシュな2人と対戦して刺激になるものもあったし、2人にも刺激を受けてもらえたと思う。(鈴芽は)成長を感じた。力強くもなったし、細かな動きに翻弄された部分もあったのですごく面白かった」と後輩の成長に目を細めていた。