がん闘病中のYouTuber死去、夫人が動画投稿し報告 追悼コメント多く寄せられる

 自身のがんを告白し、闘病報告をYouTubeで行なっていた「りゅう」さんが先月11日に亡くなったことが分かった。パートナーの「ミホ」さんが代わりに動画投稿し明かした。死去を知った視聴者から多くのコメントが寄せられている。

享年31歳、骨肉腫闘病の末

 亡くなったのが分かったのはYouTuberの「りゅう」さん(享年31歳)。2019年1月、29歳で右脚の骨肉腫を発症。13時間に及ぶ手術と10ヶ月の入院など、厳しい闘病生活などについて自ら動画で発信し、生きることへの強い意思を示し続けてきた。しかし翌2020年11月、がんの肺への転移が判明。今年春には容体が悪化していた。

 7日にパートナーの「ミホ」さんが「りゅう」さんのチャンネルで動画を投稿。大切なお知らせ、として涙ながらに亡くなったことを報告した。春以降、容体が悪化してからも明るくつとめ、車椅子で外出したいと求めるなど、最後までがんとたたかう意思を見せていたが、しかし体力は落ち酸素吸入も頻繁になるなど厳しさは増すばかり。先月10日の定期検査で医師から「余命は1ヶ月もない」と示唆され、ついに治療を諦め、自宅で最期を迎える覚悟を決めたという。結局その検査翌日に、ミホさんに抱かれながら亡くなった。余命宣告されてもなお、パートナーのミホさんを幸せにしたいと結婚を宣言、結婚指輪も準備していたが、掛けることなく旅立つことになった。

 ミホさんのこの報告には現時点で約74万回視聴され、追悼コメントも1,000件以上寄せられている。ミホさんによると、10月30日 20時から「お別れの会」をライブ配信で行うという。

© 合同会社ソシオタンク