沖縄で新たに15人感染、5人死亡 陸自那覇で29人クラスター(10月10日朝)

 沖縄県は9日、10歳未満から70代までの15人が新型コロナウイルスに新たに感染したと発表した。3~9日の感染者が166人で、前週の385人と比べ43.1%と週間の感染者累計の減少が続く。5人の死亡と3例のクラスター(感染者集団)発生も報告した。感染者の累計は4万9865人となった。 死亡した5人のうち4人は別の疾患で入院中だった。県によると、このうち3人はクラスターが発生した病院に入院していた。

 陸上自衛隊那覇駐屯地で20~40代の男性隊員29人が感染するクラスターを確認。確定日は8月1~28日で、集団の訓練や宿舎での生活で感染が拡大した可能性がある。家族内の感染もあり県内で発生したクラスターは337例となった。

 緊急事態宣言の解除から2度目の週末を迎え、糸数公医療技監は「増加に転じる傾向は見られない」と述べた。一方で週末や夜間は街に人が増えてきていることを指摘し、大勢で飲みに行かないことや一次会で帰ることなどを求めた。

 米軍関係では新たに6人の感染が確認された。

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