ドイツ1部ドルトムントに所属するノルウェー代表FWエーリングブラウト・ハーランド(21)の去就決断は大手スポーツメーカーの「アディダス」がカギを握っているとスペインメディア「DonDiario」が伝えている。
来夏の移籍が確実視されているハーランドには欧州ビッグクラブが熱視線を注いでおり、中でもスペイン1部レアル・マドリード入りが本命と言われている。ただ、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティーやリバプール、チェルシー、フランス1部パリ・サンジェルマンも獲得を諦めておらず、今後の動向が注目されている。
そんな中、同メディアによると、現在ハーランドはスパイクなどを支援を受けているナイキ社との契約が年末に満了するという。すでにナイキ側は契約更新をもくろんでいるが、現在所属するドルトムントとサプライヤー契約を結んでいるプーマ社が年間500万ユーロ(約6億5000万円)の5年契約で世界的ストライカーとの契約を狙っている。
同メディアは「プーマに加えて、ナイキはハーランドとのリニューアルを望んでおり、レアル・マドリードをサポートしているアディダスは彼に素晴らしいオファーをする機会を逃すことはない」と指摘、その上で「アディダスがハーランドを説得できればRマドリードとの契約は、かなり近づくことになる」と報じている。
もちろん、スパイク契約がクラブ契約に直結するものではない。しかし同メディアは「サッカービジネスでは、避けられないルールではない。大スターがチームを後援するのと同じマークを付けることは非常に一般的なことと、誰もが知っている」とし、ハーランドがアディダス社と契約すれば、少なくともRマドリードに取っては優位に働くという。
来夏に向けてハーランドの去就動向とともにスパイク契約の行方も注目されそうだ。