阪神ドラフトは競合覚悟 佐藤輝を射止めた矢野監督が今年も抽選に意欲「多分、俺が引く」

抽選に意欲を見せる矢野監督

阪神は10日、矢野燿大監督(52)も参加し都内でスカウト会議を、11日に行われるドラフト会議の指名候補を約70人にまで絞り込みを行った。

約1時間30分の会議出席後、オンライン取材に対応した矢野監督は「いいピッチャー全員欲しいし、いいバッター全員欲しいし。全員ちょーだい」と冗談交じりに話し、悩める胸中を吐露。1位指名も「最後まで考えます」と前日段階では決定せず、結論は当日の会議直前まで熟考を重ねることを明言した。

また、昨年のドラフトでは4球団競合の末に1位指名で近大(当時)の佐藤輝明内野手(22)を抽選で引き当てた矢野監督だが、他球団と指名競合となり、抽選となった場合でも「(正式に)聞いてないけど、多分、俺が引くと思う」と抽選役としても意欲をみせた。

その後に同じくオンライン取材に対応した畑山統括スカウトも、現段階では競合の場合「ウチが一番指名した選手を」と話し、ドラ1は他球団と重複しても競合覚悟で指名の予定という。

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