衆院選不出馬の丸山穂高氏「ユーチューバーやコメンテーターにはならない」

立花氏(左)と握手する丸山氏(2019年)

次期衆院選への不出馬を表明した「NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で」(NHK党)副党首の丸山穂高衆院議員(37)が10日、自身の公式ユーチューブチャンネルで立花孝志党首(54)への感謝の弁を述べるとともに今後の身の振り方について、言及した。

丸山氏は2019年の「戦争発言」で日本維新の会を除名されたが、同年の参院選で国政政党となったN国党(当時)の立花党首にスカウトされ、入党。国会議員のボーナスや文書通信費などの内情を明かし、議員がいかに厚遇されているかを問題提起していた。

立花氏は丸山氏の能力を高く買っており、次期衆院選では近畿比例ブロックの単独1位を用意していた。丸山氏は解散するまで衆院選への対応を明かさないとしていたが、この日の発表を前に8日に立花氏と会談し、不出馬を報告したという。

丸山氏は地盤だった大阪19区について、「政策の近い(維新の)伊東信久さんを応援して、比例では立花さんが率いるNHK党を応援していきたい。NHK党は賛否両論あるが、必要だと思う。NHK党がいるからNHKがピリピリしているし、変なことができない」と話した。

自身の今後については「ユーチューバーやコメンテーターにはならない」とテレビやネットの世界への転身を否定。「自分自身、やりたいことがある。アラフォー、アラフィフでやることがある。議員をやりながらはできない。公の役に立つことができればまた」と話し、政界から完全にフェードアウトするワケではないようだ。

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