サヨナラ打を呼び込んだ西武・森友哉の気迫のダイビング好捕

西武・森友哉

西武・森友哉捕手(26)が10日の楽天戦(メットライフ)でガッツあふれる好守を見せた。

場面はチームが2―2の同点に追いついて迎えた8回表。一死一、三塁のピンチで相手6番・茂木のスクイズが中途半端なミスショット飛球となり一塁ファウルゾーンへと流れていった。

これにマスクを外し、猛然とダイビングチャージを敢行した森は、ミットを落下寸前のボールと人工芝の間にねじ込み間一髪のスーパーキャッチ。ミットからこぼれ落ちそうなボールを体を回転させながら手中に収め、メットライフドームの西武ファンから大きな歓声を浴びていた。

辻監督は「いろんな事を試合の中で反省して、そういうプレーが出たと思う。友哉にしてみれば必死にピッチャーを助けよう、チームを勝たせたいという気持ちが出ていたような気がするんでね。常にこういう気持ち持って戦ってもらいたい」とコメント。2回、先制を許す適時悪送球を帳消しにする気迫の好捕で9回、岸のサヨナラ打を呼び込んだ森のワンプレーをたたえた。

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