玉川徹氏はGoToへの税金投入に反対「介護事業者とかに使えば、直接消費につながる」

東京駅(東スポWeb)

新型コロナウイルスのワクチン検査パッケージの活用に向けた実証実験ツアーが8日から始まった。旅行会社11社・38件のツアーを対象に11月中旬まで行われ、GoToトラベル再開へ動き出している。

参加できるのは、ワクチン2回目接種から14日以上経過した人や、PCR検査で72時間以内に陰性証明を持っている人。

11日のテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」によると、政府関係者はGoToトラベルの再開について「感染状況次第だが、11月中旬に始まってもいいように準備はしておきたい。1月の旅行需要がない時期にやればいいという人もいるが、その時に感染爆発していたらできない。観光業界も痛んでいるから早く支援しないと」と話しているという。

同番組のコメンテーターで同局社員の玉川徹氏は「僕はGoToに税金を使うのは反対。今、旅行業界、こないだバス業界の人とも話をしたんですが、もう予約がいっぱい入っている。(旅行に行きたい)マグマが溜まっていて、行けるんだったら行くんですから、自然増は出てくる。正常化さえすれば、みなさん、行きたがっていた部分が爆発するんですから、わざわざ税金を使ってそれ以上盛り上がる必要はないと思う。なんか1・3兆円余っているから使いますということらしいですけど、お金足りないところはいくらでもあって、たとえばそのお金を給料が少なくて困っている介護事業者とかに使えば、直接消費につながる。お金の使い方は重々考えていただきたい」と持論を展開した。

さらに、政府と省庁によるバラマキ政策についても「(財務省の)事務次官が文藝春秋に書いたじゃないですか。『どんどんバラマキばっかりやっているような、財政はそんな状況じゃないですよと言わざるを得ない』と。僕はあれは当然だと思う。いかにも各政党が今、バラマキをやろうとしているけど、回収はどうするんですか、回収するつもりはあるんですかということも我々は本当は問わなければいけない」と厳しい目を向けた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社