ドジャース 第3戦は「左腕キラー」のプーホルスをスタメン起用へ

正一塁手のマックス・マンシーを故障で欠いているドジャースは、カージナルスとのワイルドカード・ゲームとジャイアンツとの地区シリーズ第1戦でマット・ベイティを一塁手としてスタメン起用したが、第2戦ではコディ・ベリンジャーを中堅から一塁に回し、中堅にクリス・テイラーを入れる布陣を採用した。テイラーの効果的な働きもあり、第2戦を制して対戦成績を1勝1敗のタイに持ち込んだドジャース。左腕アレックス・ウッドと対戦する第3戦ではベリンジャーをスタメンから外し、一塁にアルバート・プーホルスを起用するようだ。

日本時間10月11日、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督はジャイアンツとの地区シリーズ第3戦にプーホルスを一塁手としてスタメン起用することを明らかにした。第2戦に引き続き、左翼にはAJ・ポロック、中堅にはテイラーが入り、ベリンジャーはベンチへ。スタメンの左打者は遊撃コリー・シーガーのみとなり、左腕ウッドに対して右打者中心のラインナップを組むことになる。

今季のプーホルスはエンゼルスとドジャースの2球団で合計109試合に出場し、打率.236、17本塁打、50打点、OPS.717をマークしたが、左腕との対戦に限れば、打率.294、13本塁打、34打点、OPS.939という好成績を残し、今季の二塁打3本はいずれも左腕から放ったものだった。プーホルスがポストシーズンの試合にスタメン出場するのはエンゼルス時代の2014年の地区シリーズ第3戦以来7年ぶりであり、ポストシーズンの試合でスタメン出場する選手としてはドジャース史上最年長となる。

ベリンジャーは今季、左腕に対して打率.116、1本塁打、4打点、OPS.383と大苦戦。左腕ウッドに対してベリンジャーをスタメンから外す判断は理にかなっていると言えるだろう。ポロックは左腕に対してOPS.872、テイラーもOPS.897をマーク。「左腕キラー」をズラリと並べるドジャース打線がウッドを攻略し、リーグ優勝決定シリーズ進出に王手をかけることができるか注目だ。

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