【ドラフト会議】名桜の157キロ右腕・風間球打はソフトバンクが交渉権獲得 誕生日に門出

会場からの中継を見守る風間球打(東スポWeb)

秋田の最速157キロ右腕・風間球打投手(18=ノースアジア大名桜)が11日に行われたドラフト会議で、ソフトバンクから1位指名を受けた。複数球団の指名による競合も予想されただけに、意外な一本釣りとなった。

ドラフト会議が始まる直前の16時45分ごろ、輿石重弘監督と共に会見場に姿を現すと、集まった報道陣に深く一礼した風間。注目の逸材目当てに県内外から22社のメディアが集まり、テレビカメラも10台以上設置されるなど、その関心度の高さがうかがえた。当の本人はやや緊張した表情を見せながらも、席に着くとじっと中継画面を見つめ、その時を待った。

1位指名の発表がDeNAから始まり、6番目のソフトバンクの場面で、事前に公表通り「風間球打」のアナウンス。フラッシュに包まれながら、安どの表情を浮かべていた。

風間は今夏の県大会で157キロを計測。同校4年ぶりとなる夏の甲子園出場に大きく貢献した。偶然にもこの日が18歳の誕生日となった右腕。自身が生まれた日に新たな門出を迎えた。

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