【ドラフト会議】阪神は高知高・森木大智の交渉権獲得 矢野監督「これも縁」

阪神の1位指名が決まった森木大知は喜びの表情(東スポWeb)

〝ご縁〟は猛虎ゆかり地・高知出身の高卒右腕―。阪神は11日のドラフト会議で1巡目指名選手に高知高・森木大智投手(18)との交渉権を獲得した。最初の1巡目指名候補には、阪神は市和歌山高・小園健太投手(18)を指名したが、DeNAと入札が競合。矢野燿大監督(52)が抽選にのぞんだが、昨年、4球団競合で近大(当時)・佐藤輝明外野手(22)を引き当てたゴッドハンドの再現とはならなかった。

気を取り直して、臨んだ外れ1位指名では、単独指名に成功し森木の交渉権を獲得。1位指名後のオンライン会見では、森木について「(外れ)1位で残っていると思っていなかったので、ある意味ラッキーかなと思います。いい滑り出しかなと。これも縁だし、僕たちも高知にキャンプに行ったりしているわけだしね」と高知出身の右腕にさっそくラブコール。森木本人も野球を始めたきっかけについて、同じ高知出身で、火の玉ストレートで長年・猛虎のブルペンを支えた藤川球児氏(球団SA)を挙げているだけに、外れ1位とはいえ、猛虎との〝相性〟は抜群と言えそうだ。

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