過去の破損、管理職に報告せず

福島第1原発の汚染水浄化設備

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 東京電力は11日、福島第1原発の汚染水を浄化する多核種除去設備で排気フィルターが2年前に破損したのに、原因調査せずに交換で済ませたため再び破損した問題で、当時の担当者は破損状況を写真で確認していたのに管理職に報告していなかったと明らかにした。

 原子力規制委員会の会合で報告。規制委は次回、内容を議論する。

 東電が設置した特別調査チームによると、2019年、設備の配管で結露が発生。フィルター交換しようとしたが、実際には全25カ所が破損していた。

 担当社員は破損の報告を受けて写真も確認したが、放射性物質漏れなどがなく交換すれば問題ないと管理職に報告しなかった。