れいわ新選組の山本太郎代表は11日、日吉駅前(横浜市港北区)で街頭演説し、次期衆院選で東京8区からの出馬を取りやめると発表した。既に出馬を予定していた立憲民主党の立候補予定者側との間で混乱が生まれたとし、「私が降りて混乱を収束させたい」と説明した。
山本氏は、立民と事前に候補者調整の話し合いを重ねてきたとしつつ、「迷惑を掛けた立憲民主党の予定候補者と支援者に心からお詫び申し上げる」と謝罪。「野党共闘をつぶしたい訳ではない」と強調した。
岸田文雄首相の所信表明演説については、総裁選で掲げていた「所得倍増計画」に触れていなかったとし、「手のひら返しは(自民党の)お家芸」と批判。「この国のオーナー、最高権力者はみなさん」と呼び掛け、次期衆院選に向けて「その力を合わせて、将来に不安がない社会を作っていこう」と力を込めた。