反米サドル師派が第1勢力を維持

イラク総選挙、連立交渉へ

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10日、イラク中部ナジャフで投票を終えたことを示すインクの付いた指を見せるサドル師(ロイター=共同)

 【バグダッド共同】イラクの国営通信は11日、国会(定数329)総選挙の暫定開票結果として反米強硬のイスラム教シーア派指導者サドル師派が73議席を獲得、第1勢力を維持したと伝えた。新政権発足に向け、サドル師派が首相選出などの主導権を握る。単独過半数には至らず、連立交渉の進展が次の焦点となる。

 サドル師は2003年のイラク戦争でフセイン政権が崩壊した後、民兵組織を率いて駐留米軍と武力闘争を展開した。過激派組織「イスラム国」(IS)掃討で駐留していた米軍の戦闘任務終了が今年12月に迫る中、完全撤退を求める声が強まる可能性がある。