県民挙げコロナ再拡大防止へ 医療、経済、福祉…各界有志でタスクフォース

 沖縄県内の医療、経済、福祉、教育関係の有志がこのほど「新型コロナウイルス対策・タスクフォース沖縄」を立ち上げた。新型コロナ感染を再拡大させないために何ができるか、県民と共に考える受け皿になることを目指す。呼び掛け人の玉城研太朗県医師会理事らが8日、那覇市の沖縄産業支援センターで会見し「県民運動として一致団結し、明るい、活気にあふれた沖縄の社会を取り戻そう」と呼び掛けた。

 タスクフォース沖縄には県立中部病院の高山義浩医師、沖縄やーぐまいプロジェクトの石垣綾音さん、どりーむ訪問看護ステーションの福原里奈さん、県飲食業生活衛生同業組合の鈴木洋一理事長、沖縄大学地域研究所の島田勝也特別研究員、沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長らが参加する。すでにそれぞれの立場で発信している各メンバーは8日の会見にも出席し、新たな取り組みに期待した。

 今後はツイッターやインスタグラムなどのSNSや紙媒体を活用して、業界や世代の垣根を越えて、活気にあふれた沖縄を取り戻すにはどうすればいいか議論を深める。そこで集約した意見を、県の施策などに反映してもらえるよう働き掛けることも考えている。

© 株式会社琉球新報社