【新日本】G1不参加のジェイがEVILの新チーム結成に不快感「勝手なことをしやがって」

ロビー・イーグルスを攻めるジェイ・ホワイト(新日本プロレス提供)

米国・テキサス州ダラスで開催された新日本プロレスの「AUTUMN ATTACK」が配信され、NEVER無差別級王者のジェイ・ホワイト(29)がIWGPジュニアヘビー級王者のロビー・イーグルス(31)との王者対決を制した。

ノンタイトル戦ながらともに現役王者同士のスペシャルシングルマッチ。2019年6月にバレットクラブからCHAOSに電撃加入した因縁があるロビーに対し、ジェイは「ラストチャンスだ」と再びの〝寝返り〟を求めたが張り手で拒絶される。試合でも階級差を感じさせないジュニア王者の猛攻に大苦戦を強いられた。膝への集中砲火からロン・ミラー・スペシャル(変型裏足4の字固め)で捕獲されるなど窮地の連続だ。

さらに450°スプラッシュから再びのロン・ミラー・スペシャルを狙われたジェイだったが、これを逃れるとSSS(スリーパースープレックス)で形勢逆転。クロスアーム式ブラディサンデーでたたみかけると、最後はブレードランナーで3カウントを奪ってみせた。

現在日本で開催中の団体最高峰リーグ戦「G1クライマックス」に不参戦となっているジェイは試合後のリング上で「俺にG1は必要ない。なぜなら俺こそが〝Jay1〟だからだ。日本には行けない。今まさに『US Jay ツアー』の真っただ中だからな」と豪語した。なんだかよく分からないが、とにかくG1は必要ないそうだ。

さらにはバレットクラブのリーダーとして、9月の埼玉・メットライフドーム大会でユニット内に新チーム「ハウス・オブ・トーチャー」を結成したEVILを糾弾。「勝手なことをしやがって。新しいメンバーがSHOだと? 誰が判断を下すのかを忘れてしまっているようだな。俺こそがBCのリーダーなんだ。あらゆる判断は俺が下す。たとえBCのメンバーであったとしても、お前たちはスイッチブレードとともにある。なぜなら、これからも俺の新時代が続いていくからだ」と、改めて自身の支配力を強調した。海を隔てた距離で溝が深まり続けるBCは、一体どうなってしまうのか――。

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