パナソニック、新たなリモートカメラを2021年度第4四半期より順次発売

パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社は、新しいリモートカメラ(PTZカメラ)を開発し、ラインアップのリニューアルを発表した。組織の規模や求める性能に合わせて選択できるよう、全5機種のリモートカメラ(4Kインテグレーテッドカメラ「AW-UE80W/K」「AW-UE50W/K」「AW-UE40W/K」「AW-UE20W/K」、HDインテグレーテッドカメラ「AW-HE20W/K」)を2021年度第4四半期より順次発売開始する。

新しいリモートカメラは、4K映像を実現し(AW-HE20W/Kは4KではなくFHD出力)、光学式画揺れ補正でブレの少ない映像を撮影可能(AW-UE20W/KおよびAW-HE20W/Kには搭載されていない)。映像が漏洩しても復号されにくい強固な暗号化を映像データに施すことで高いセキュリティを担保し、安定した映像を伝送するSRTプロトコルに対応(AW-UE80W/Kには電子式画揺れ補正機能も搭載されており、AW-UE20W/KおよびAW-HE20W/Kは対応していない)。一般的に使用されているオンライン会議アプリケーションにも順次対応予定だ。

新ダイレクトドライブモーターの高い静音性(NC25以下)で、カメラを気にすることなく、対面でのコミュニケーションの時と同じように振る舞うことが可能だという(AW-UE20W/KおよびAW-HE20W/Kには搭載していない)。コンパクトな筐体と底面のデザインにより、人の入りにくい場所や天井、壁面への設置が可能。また、映像配信に不可欠なプロトコルRTMP/RTMPSなどに対応している。AW-UE80W/KのみFreeDプロトコルにも対応しており、AR/VRの撮影が最小限の機材で可能だという。

最大74.1°の広画角と最大24倍ズームの組み合わせで、少ない台数のカメラで空間全体も細部も余すことなく撮影可能(AW-UE20W/KとAW-HE20W/Kの最大画角は71°、最大ズームは12倍)。映像を高圧縮して伝送することが可能なNDI|HXへの対応により、大容量の映像でも既存のネットワーク環境でIP伝送を実現

。対応端子はSDI、HDMI、USB、IP。PoE給電とIP制御・映像伝送の対応により、ワンケーブルで給電・制御・映像伝送を実現し、配線や設置の手間を削減する。

※AW-UE80W/KはNDI|HXに標準対応しているが、AW-UE50W/KとAW-UE40W/Kはアクティベートを別途購入する必要がある。AW-UE20W/KとAW-HE20W/KはNDI非対応です。またAW-UE80W/KはHigh Bandwidth NDIにも対応している

自動追尾ソフトウェア「AW-SF100G/AW-SF200G」(別売)との連携で、話し手を常に映す映像を実現。最大200台のカメラを、専用のリモートカメラコントローラー(別売)やPTZコントロールセンターソフトウェア(無償)で、一括管理可能。使い慣れた一般的な赤外線リモコンと同型の専用コントローラー「AW-RM50AG」(別売)からも操作行える。その他にも、USBケーブルが届きにくい天井などの場所にあるリモートカメラをWebカメラとして活用し、オンライン講義システムとも連携可能にするバーチャルUSBドライバーソフトウェア(無償)にも対応している。

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