“モノを大事に” 先代からの想いとともに 昭栄美術が取り組むSDGs

“モノを大事に” 先代からの想いとともに 昭栄美術が取り組むSDGs

 広い工場内に綺麗な作業場…。

 ここは、あらゆる目的に応じた空間づくりを提案する 株式会社 昭栄美術です。

株式会社 昭栄美術 小林大輝 代表取締役 社長

「当社は、展示会やイベントの企画からデザイン・施工を一貫して行っている総合制作会社です」

SDGsへの取り組みのきっかけは?

「先代が安い浦安の埋め立ての土地を借りて、小さな木工の会社を作った。お金がない中で仕事をしていく中で、“もったいない”、“モノを大事にしよう”という考え方が、当社に備わっていて、それが元のSDGsになっている」

「この業界では、モノを作って現場に運び、それが使い終わったらもう捨ててしまうという考え方がある。ですが、私たちは作ったものを持ち帰りメンテナンスを施し、再利用する。そういった循環型の仕事をしている」

「今の日本の環境においては、高齢化・人材不足というところから、誰もが仕事ができる環境をつくっている」

“誰でも仕事ができる環境”具体的には?

「通常、職人が経験でやっていたことをマニュアル化し機械化することで、パートなど誰もが出来るような仕事の内容にした。また、通常メンテナンスで使うシンナーは身体に悪いため、身体に良い有機溶剤に変更し、誰もが長く仕事を続けられる環境にしている」

その発想は何から生まれた?

「近江職人の“三方よし”の考え方が、当社の基本理念の中に入っている」

「“買い手よし、売り手よし、そして社会よし”この3つの考え方が基本理念に入っていることから、私たちの会社が良いだけではなく、お客さま・社会が良いというSDGsの考え方にちょうどマッチしていた。これが私たちの考え方の始まり」

その考え方は従業員にどう徹底されている?

「マニュアルや5S・3R(※1)といった考え方が私たちの中にはある。そして、社員の一人ひとりから改善活動の案があがってきて、それをみんなで取り組んで、そうすることでみんながこの会社をつくって、会社をより良くしていこうという風に考えている」

SDGsの活動を通して、昭栄美術が目指す“目標”とは―

「このディスプレイ業界においては、まだまだSDGsの取り組みが活発化されていない。そういった中、私たちがいち早く取り組み、業界を通じて色々な方に影響を及ぼしていければ」

 なお、SDGs活動に取り組む昭栄美術は、チバテレが行う「チバテレSDGs推進キャンペーン」に協賛しています。

(※1)5S=整理・整頓・清掃・清潔・しつけ/3R=Reduce(減らす)・Reuse(繰り返し使う)・Recycle(再資源化する)

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