JOC山下会長 表彰式でアスリートに感謝「生き生きと輝いて素晴らしい活躍をしてくれた」

山下泰裕会長

日本オリンピック委員会(JOC)は12日、都内で東京五輪の表彰式を開き、14競技41人のメダリストが出席した。

山下泰裕会長(64)は冒頭のあいさつで、自国開催の五輪を「今回のはコロナ禍で史上初めて1年延期となった。それから大会開催そのものも危ぶまれ、大会期間中も非常に厳しい行動制限が課された」と振り返った。その上で「日本代表の選手の皆さんは己を信じて仲間を信じて、そしてそれぞれの夢に向かって果敢に挑戦し、生き生きと輝いて素晴らしい活躍をしてくれた。多くの日本の方々が皆様方の戦いから勇気や感動、誇り、希望を感じてもらえたと思う」と、アスリートに感謝を述べた。

また、激闘を終えて「少しだけホッと気を抜いている人、大会前より今のほうがずっと忙しいという人、次の3年後に向けて既に活動を開始している人、それからこの東京2020大会を機に第一線から退く人もいると思う」

続けて「これからの進み方はさまざま。しかし、この貴重な経験はこれからの皆様の人生の土台となり、財産になっていくことは間違いない。どういう道に進もうとこれまでと同じようにそれぞれの夢に向かって果敢に挑戦し、そして自分らしく生き生きと輝いていってほしい。そしてそんなアスリートの皆さんをずっと応援し、支えるスポーツ界、そんな日本オリンピック委員会でありたい」とメッセージを送った。

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