空手・喜友名諒と車いすラグビー・池崎大輔が〝百獣トーク〟で意気投合

左から池崎と喜友名

日本オリンピック委員会(JOC)は12日、日本パラリンピック委員会(JPC)と合同で東京五輪・パラリンピックのメダリストがファンに感謝を伝える「応援ありがとうTOKYO2020」をオンラインで開いた。

イベントでは五輪選手とパラ選手がトークを展開。車いすラグビー銅メダルの池崎大輔(43=三菱商事)は、空手男子形金メダルの喜友名諒(31=劉衛流龍鳳会)に「オーラを放つ『顔力』」について質問した。

接触の多い車いすラグビー。池崎は「威嚇してみんなが道を空けてくれるような顔になりたいという憧れと気迫がすごかったので」と意図を説明した。

競技中の鬼気迫る表情が印象的な喜友名は「やっぱり沖縄の遺伝子というか、両親の遺伝子に感謝したいと思います」と切り出すと「やっぱり稽古からくる自信というか、そういうものが全身から出る気迫につながってくると思うので、銅メダルとおっしゃっていたんですけど、すごい力を持たれているので、堂々としてください」と回答。

その後、テーマが「動物が獲物をとらえる顔」になり、喜友名は「普段から野生動物が獲物を狙うシーンとかを見ながら、自分がなり切って、野生になり切って動画を見ながらマネしながらやったりしています」と明かした。

すると、池崎も「僕も見ているんです」とすかさず反応。続けて「ライオンとかヒョウとかが狩りをする動画を見るんですよ。野生の勘を持ちながらもパフォーマンスにつなげていく、本能で戦うところで、自分は強いんだと思いながら見ています」と、異なる競技で〝共通点〟が見つかった。

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