バルセロナの「問題児」FWデンベレ 来年1月のイングランド移籍を画策か

バルセロナのFWデンベレ(ロイター)

スペイン1部バルセロナに所属するフランス代表FWウスマヌ・デンベレ(24)の代理人がイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドとリバプールと接触していると英紙「デーリー・スター」が報じている。

デンベレは2017年にバルセロナへ加入して以降、相次ぐ負傷で期待された活躍を見せられていない上、練習遅刻や日本人ホテルスタッフへの人種差別発言など、多くの問題行動で知られている。22年6月末の期間満了を前に、バルセロナと契約延長の交渉を行っている一方、来年1月の移籍も視野に入れているようだ。

同紙は「バルセロナはすでにフランス人と原則的に契約延長に同意しているにもかかわらず、まだ正式に署名されていないため、デンベレが1月に海外への自由な移籍を交渉し始めることを懸念している」とし、代理人がリバプールとマンチェスターUに獲得を持ち掛けていると報じている。

契約満了の半年前となる来年1月の移籍となれば、移籍金は格安になるのが通例。そこで抑えられた資金を、自身の年俸や契約金などに上乗せすることを臨んでいるとみられている。また、同紙は「来夏に向けて(フランス1部)パリ・サンジェルマンと会談を行っていると信じている」とも伝えている。

バルセロナはドイツ1部ドルトムントに所属していたデンベレを獲得するため、移籍金1億2000万ユーロ(約156億円)を使っているだけに、格安での流出は避けたいところ。今後の動向が注目されそうだ。

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