【超簡単♪】種類別・エコバッグの作り方5選

レジ袋が有料化となってから早くも1年が経ちました。以前よりもマイバッグを持ち歩いている方が多い印象ですが、皆さんはいかがですか?

買い物した商品の形とエコバッグの形が合わずにうまく入らなかったり、買い物をする量のほうが多くて結局レジ袋を購入するハメになったり…、うまく使いこなせていない方も少なくありません。

そんな時には手作りのエコバッグがおすすめです!今回は押さえておきたいエコバッグの作り方の基本や、毎日の小さなストレスが解消できる自分好みのエコバッグが超簡単に作れる方法をいくつかご紹介します!

まずは抑えておきたい!エコバッグの作り方のキホンの「キ」

エコバッグを作る場合、最低限押さえておきたいポイントがいくつかあります。まずはエコバッグの作り方の基本を押さえながら、用途やサイズなど、自分にぴったり合うエコバッグを手作りしていきましょう!

エコバッグにはさまざまな種類がある!

一言に「エコバッグ」といってもさまざまな種類があります。
例えば、「マチ」のありなしや、「マチ」の形、エコバッグが簡単にたためる形状など、用途や使い勝手に合わせて使いやすい種類を選ぶと良いでしょう。
そこで、エコバッグの種類についてご紹介します。

マチなしタイプ

エコバッグの厚みが薄い「マチなし」タイプのエコバッグは、厚みがなくスリムなので、雑誌や書類などを持ち歩くのに便利です。
雑誌の付録などでもよくあるタイプで、一見使い勝手が悪いように思えますが、文房具や化粧品など小さいものを入れてクルクル巻けば、他の商品と混ざらずに持ち帰ることもできますね。
マチありタイプのエコバッグでももちろん可能ですが、マチがある分かさばってしまうので、このような使い方をする場合はマチなしタイプの方がおすすめです!

横マチタイプ

横マチタイプのエコバッグは、本体と底の部分だけ一体化しているバッグで、横の部分はあとから縫い付けるタイプのエコバッグです。
本体と底が一体化しているので、ある程度の重みにも強い上にマチがあるのでたっぷりとものが入ります。
エコバッグに入れる商品の大きさや量をあまり問わないので、普段スーパーで買い物をする際など、ある程度量が必要なときやエコバッグを持っていない人も1つはあると便利なエコバッグといえますね!

底マチタイプ

底マチタイプのエコバッグは、底の部分だけマチがあり、横にはマチがないタイプを指します。底マチタイプのエコバッグは底の部分にしっかりマチがあり、上に行くにつれてスリムになる形状なので、他のタイプに比べて安定感のよい形となっています。高さはないけど幅のある形のものを入れたり、雑誌や書類といった薄いもの、ネギなどの長い野菜、お弁当などなるべく安定させながら運びたい場合におすすめの形です。

蛇腹折りタイプ

エコバッグをたたむのが面倒!エコバッグの収納用の袋にきちんと入らない!というエコバッグに関するお悩みを解決するとして話題となっている「シュパット」。
こちらは蛇腹折りタイプのエコバッグで、バッグの両端を左右に引くと一気にたたむことができ、あとは端からクルクル巻くだけで収納ができるという優れものです。
さらにエコバッグの形状が楕円形なので、収納力も抜群です。大きいサイズであればレジのカゴの内側にセットし、商品を入れればそのまま一気にエコバッグでくるんで持ち帰る事もできます。
このように蛇腹折りタイプのエコバッグは、従来のトートバッグ型のエコバッグに比べてかなり使い勝手が良いタイプと言えます。

エコバッグ作りでよく耳にする「袋縫い」とは?

エコバッグを手作りしようと考えている方の中には、すでにいろいろ調べている方も多いでしょう。
エコバッグを手作りする際に必ずといっていいほどでてくる「袋縫い」というキーワードがあります。

「袋縫い」は、一度縫った部分の縫い代の端を内側に入れ込み、再度縫い込む処理のことをいいます。
初心者には難しい処理ですが、二回縫うことになるのでエコバッグのように重いものを入れる場合は、かなり丈夫に仕上がります。

エコバッグ用の型紙が多数ある

普段からあまりハンドメイドをしない人にとっては、いきなりエコバッグを作るというのはかなりハードルが高く感じますが、型紙を利用すれば簡単に作れます。
エコバッグの型紙は、いろいろなサイトで無料配布されていたり、PintarestをはじめとするさまざまなSNSにもアップされているので、無料で利用することができます。

ただし、無料で公開されている型紙は、あくまで「個人利用」を目的とした人のみが利用できるため、無料の型紙を使って作ったエコバッグを販売するなど「商用目的」での使用はできないので注意しましょう。

超簡単でおすすめ!種類別・エコバッグの作り方

ハンドメイド初心者でも超簡単にできるエコバッグの作り方を、種類別にご紹介します!
それぞれの種類で必要な材料や、超簡単にできる作り方を詳しくご紹介しますので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

シンプルで簡単!「マチなしエコバッグ」

「マチなしエコバッグ」は、シンプルな作りなのでハンドメイド初心者の方でも簡単に作れます。
タイミング問わずに使えるデザインなので、エコバッグを作ってみたい人はまずはじめにこの「マチなしエコバッグ」に挑戦してみてはいかがでしょうか!

ここではYouTubeチャンネル「cocoa」さんの動画から「マチなしエコバッグ」の作り方をご紹介。それではさっそく「マチなしエコバッグ」に必要な材料と、詳しい作り方をチェックしていきましょう。

「マチなしエコバッグ」の材料

※完成サイズ 縦:約37cm×横:約33cm(本体部分)

  • 生地:縦80cm×横35cm
  • リボン:36cm 1本
  • バイアステープ:40cm×2本
  • アクリルテープ(持ち手用):50cm×2本

「マチなしエコバッグ」の作り方

  • 手順1.生地の端を1cmで折り、アイロンをかけます。
  • 手順2.さらに2cmの部分で折り、アイロンをかけ三つ折りにします。
  • 手順3.反対側の生地の端も同様にします。
  • 手順4.リボンにミシンをかけます。
  • 手順5.生地の左右の端から8cmの部分に印をつけます。
  • 手順6.生地を半分に折り、真ん中の部分に印をつけます。
  • 手順7.真中部分にリボンを三つ折りの中にはさみ、クリップで固定します。
  • 手順8.手順5.でつけた8cmの部分の三つ折りの中に持ち手をはさみ、クリップで固定します。
  • 手順9.手順8.の反対側も8cmの部分の三つ折りの中に持ち手をはさみ、クリップで固定します。
  • 手順10.持ち手を織り上げ、クリップで固定し直します。
  • 手順11.反対側の端にも持ち手を固定します。
  • 手順12.三つ折りにした部分の両端をそれぞれをミシンで直線縫いします。(生地の端は、縫い始め・縫い終わりともに返し縫いをします。)
  • 手順13.生地を裏返して半分に折り、角を合わせてクリップで固定します。
  • 手順14.端から1cmの部分を直線縫いし、縫い始め・縫い終わりは返し縫いをします。両端とも縫います。
  • 手順15.バイアステープをはさみ、クリップで固定します。
  • 手順16.反対側も同様にします。
  • 手順17.バイアステープの端をミシンで直線縫いします。(生地の端は、縫い始め・縫い終わりともに返し縫いをします。)
  • 手順18.生地を裏返せば出来上がりです!

オシャレでたためて便利!「U型エコバッグ」

エコバッグといえば持ち手とエコバッグ本体が別れているものが多いですが、おしゃれでかわいいU型エコバッグは本体と持ち手がひと続きとなっているデザインです。
持ち手とのつなぎ目がO型ではなく、U型になっています。
本体から持ち手までデザインが統一されているので、おしゃれ度がグンと増しますね!

ここでは子育てママに人気のYouTubeチャンネル「Baby&Kids * Handmade」から「U型エコバッグ」の作り方をピックアップ!材料や作り方をさっそくチェックしていきましょう。

「U型エコバッグ」の材料

※完成サイズ 縦:30cm×横:30cm マチ:16cm

  • 生地:縦62cm×横47cm(表地2枚・裏地2枚)
  • 収納用ゴム:23cm~25cm(薄手の生地なら23cmくらい)
  • 紐やリボン:40cmくらい(端がほつれないようミシンをかける)

「U型エコバッグ」の作り方

  • 手順1.生地を中表に重ねて型紙をうつし、表地と裏地それぞれ2枚重ねて裁断します。
  • 手順2.表地・裏地それぞれ中表で持ち手部分を合わせ縫い代1cmで縫い合わせます。
  • 手順3.縫い合わせた部分をアイロンで割ります。
  • 手順4.表地の中心となる部分に印をつけておきます。
  • 手順5.ゴムを半分に折り、「わ」の部分を下に向けて手順4.でつけた印の部分に固定します。
  • 手順6.ゴムを縫い代0.5cmほどで縫い付けます。
  • 手順7.縫い付けたゴムの真上または少しずらして紐を縫い付けます。
  • 手順8.反対側も同様に紐を縫い付けます。
  • 手順9.中表になるように表地と裏地を重ね合わせます。
  • 手順10.持ちての縫い合わせた部分から重ね、持ちての内側だけクリップやまち針で固定していきます。
  • 手順11.持ち手の内側を縫い代1cmで縫い合わせます。
  • 手順12.糸を切らないように持ち手の内側のカーブの部分に細かく切り込みを入れます。
  • 手順13.表地と裏地の境目がきれいに仕上がるよう、アイロンをかけてから生地を裏返します。
  • 手順14.生地全体をアイロンで整えます。
  • 手順15.持ち手の2~3mm内側を縫います。
  • 手順16.持ち手の反対側を細く折り、表地と裏地の間に入れたら、外側の持ち手を中表に合わせます。
  • 手順17.そのまま持ち手の端まで生地を合わせて縫い代1cmで縫い合わせます。
  • 手順18.内側に入っている持ち手をひっぱって裏返します。
  • 手順19.反対側の持ち手も同様に手順16.~手順18.の要領で縫い合わせます。
  • 手順20.縫い目の上にアイロンを当てます。
  • 手順21.中表になるように生地を合わせます。
  • 手順22.表地と裏地の中心を合わせ、それぞれの生地の横を縫い代1cmで縫い合わせます。(裏地の真ん中には返し口を10cmほど開けておきます。)
  • 手順23.バッグの底になる部分も縫い代1cmで縫い合わせます。
  • 手順24.縫い代をアイロンで割り、横の縫い目と合わせてマチの部分を縫い代1cmで縫い合わせます。
  • 手順25.裏地の返し口から生地を裏返します。
  • 手順26.返し口をミシンまたは手縫いで閉じます。
  • 手順27.裏地を内側に入れ、持ち手の外側をアイロンで押さえた後に2~3mmの部分を縫います。
  • 手順28.持ち手強化のため手順2.で縫った場所を中心に両側0.5mmのところを縫って完成です。

買いすぎた時もたっぷり入って安心!「横マチつき布製エコバッグ」

スーパーなどで食料品を買い込む場合、たっぷり収納できるエコバッグが必要です。そんなときに横マチつきのエコバッグが便利です。かさばる野菜もすっぽり入りますよ。

そんな「横マチつき布製エコバッグ」の作り方は、手芸・裁縫好きに人気のYouTubeチャンネル「手芸部hanaco [handicraft]」からご紹介。材料や作り方を早速チェックしていきましょう!

「横マチつき布製エコバッグ」の材料

  • 本体用生地:110cm×86cm 1枚
  • 持ち手用生地:110cm×12cm 2枚

「横マチつき布製エコバッグ」の作り方

  • 手順1.持ち手用生地の両側0.5cmを三つ折りにしてアイロンをかけます。
  • 手順2.三つ折りした部分をミシンで縫います。
  • 手順3.布袋の口を1cmと2cmの三つ折りにしてアイロンをかけます。
  • 手順4.袋縫いをするため、外表に脇を合わせます。
  • 手順5.縫い目に対して垂直に、待ち針を端から止めていきます。
  • 手順6.0.5cmの縫い代で縫い合わせます。
  • 手順7.アイロンで縫い代を折り、裏に返します。
  • 手順8.裏から縫い代1cmで縫います。
  • 手順9.中表のまま、両脇の縫い目から6cmのところを折り、底を縫い代0.5cmで縫います。
  • 手順10.表に返し、底に6cmのマチができます。
  • 手順11.形を整え、表から底を縫い代1cmで縫います。
  • 手順12.脇から1cm離し、袋口の出来上がり線まで持ち手を挟みます。袋の裏側に持ち手は表向きとなります。
  • 手順13.反対側も同様に1cm離して持ち手を表向きに挟みます。
  • 手順14.折り目の端を縫います。
  • 手順15.持ち手を表に出してアイロンをかけます。
  • 手順16.袋口の端をミシンで縫って完成です。

お弁当やお総菜が傾かない!「底マチつきエコバッグ」

お弁当やお惣菜を買った時、エコバッグでは傾いてしまうという悩みを持つ方がたくさんいます。
そのため、お弁当やお惣菜だけはレジ袋を買うという人も少なくないでしょう。

お弁当やお惣菜が傾くストレスを無くしてくれるのが「底マチつきエコバッグ」です。子育てママに人気のYouTubeチャンネル「Baby&Kids * Handmade」の動画からご紹介します。

「底マチつきエコバッグ」の材料

※完成サイズ 縦:20cm×横:26cm マチ:16cm

  • 生地:縦87cm×横48cm(表地裏地各1枚)
  • ゴム:1cm幅 20cm

「底マチつきエコバッグ」の作り方

  • 手順1.生地を中表に重ねて型紙をうつし、表地と裏地を重ねて裁断します。
  • 手順2.バッグの中心となる部分に輪っかにしたゴムを0.5cmの縫い代で縫い付けます。
  • 手順3.表地・裏地それぞれ中表で持ち手部分を合わせ、縫い代1cmで縫い合わせます。
  • 手順4.持ち手のカーブになっているところに細かく切り込みを入れます。
  • 手順5.縫い合わせた部分をアイロンで割ります。
  • 手順6.生地を表に返し、アイロンで形を整えます。
  • 手順7.持ち手の内側におさえのミシンをかけます。
  • 手順8.持ち手の反対側を細く巻き、表地と裏地の間に入れたら、外側の持ち手を中表に合わせます。
  • 手順9.そのまま持ち手の端まで生地を合わせて縫い代1cmで縫い合わせます。
  • 手順10.持ち手のカーブになっているところに細かく切り込みを入れます。
  • 手順11.縫い代をアイロンで割ります。
  • 手順12.内側に入っている持ち手をひっぱって裏返します。
  • 手順13.アイロンでおさえてから反対側の持ち手も同様に手順8.~手順12.の要領で縫ってから裏返します。
  • 手順14.生地を中表に合わせて生地を揃えます。
  • 手順15.バッグの両端を縫い合わせ、アイロンで縫い目を割ります。
  • 手順16.生地を裏返して中に裏地を入れます。
  • 手順17.持ち手の真ん中にアイロンで折り線をつけ、半分の細さになるよう折ります。
  • 手順18.半分位折ったまま、真ん中の折り線をミシンで縫います。
  • 手順19.底部分の表地と裏地を合わせてピン止めし、両端から10cmのところに印をつけ、真ん中に向かって折って固定します。
  • 手順20.底部分の0.5cm内側を縫い、出ている生地や糸をカットします。
  • 手順21.裏返して角をきれいに出します。
  • 手順22.底の部分の端から1cm内側を縫い、表に返します。
  • 手順23.バッグを開き、底と脇の中心を合わせて外側からまち針で固定し、底の三角の部分を縫って完成です。

一瞬でしゅぱっとたためる!「蛇腹折りタイプエコバッグ」

エコバッグを畳むのが面倒!という男性にもおすすめなのが蛇腹折りタイプのエコバッグです。
エコバッグを使ったあとはしゅぱっと一瞬で畳むことができるので、とても便利です。

そんな「蛇腹折りタイプエコバッグ」の作り方は、服飾専門学校講師が運営するYouTubeチャンネル「JFOA手芸部」からご紹介。必要な材料と作り方を早速チェックしていきましょう。

「蛇腹折りタイプエコバッグ」の材料

  • 生地 縦:65cm×横:40cm
  • グログランテープ 幅1.8cm×78cm
  • ゴム 15cm

「蛇腹折りタイプエコバッグ」の作り方

  • 手順1.生地の両端を2.5cmで折り、さらに1cmの三つ折りにしてまち針などで固定します。
  • 手順2.折り目の際の部分をミシンでおさえます。
  • 手順3.縫った部分から中心に向かって2.5cm幅で蛇腹折りにします。
  • 手順4.反対側も同様に中心に向かって2.5cm幅で蛇腹折りにします。
  • 手順5.両端を縫い代1cmで縫います。
  • 手順6.13cmのグログランテープを半分に折り、縫い代1cmで縫い合わせます。
  • 手順7.手順6.の手順でもう1本グログランテープを縫い合わせます。
  • 手順8.手順6.7.で作ったグログランテープの輪を表に返し、手順5.で縫った部分にかぶせます。
  • 手順9.かぶせたテープの際をミシンでおさえます。
  • 手順10.15cmのゴムを半分に折り、テープにはさみこみ、縫い合わせます。
  • 手順11.反対側も同様にします。
  • 手順12.26cmのグログランテープを両脇1cmで折り、テープを本体の中心にまち針でとめます。
  • 手順13.テープの両脇合計4ヶ所を「ロの字」で縫って完成です。

超簡単な手作りエコバッグ!毎日持ち歩きたくなるオリジナルバッグを作ってみよう

なんとなく「エコバッグは使いにくいな…」や「毎回たたむのが面倒だな…」と思いながら使っている方も多いでしょう。
しかし、エコバッグにはいろいろな種類があるので、自分の使い方に合った種類・サイズのエコバッグを使うことでそんなプチストレスを解消することができます。
便利でおしゃれなエコバッグは価格が高いこともあり、なかなか手が出ない場合も多いかもしれません。
しかし、手作りなら自分の思い通りのエコバッグを、自分の好きなデザインで作ることができます。
手作りエコバッグに挑戦し、いろいろなシーンで活用してみてくださいね。

© Amy合同会社