【新日本・G1】止まらない怪物・コブ…棚橋までも撃破!7連勝でオカダと並び無敗街道継続

棚橋(左)も撃破し、波に乗るコブ

新日本プロレス12日仙台大会「G1クライマックス」Bブロック公式戦で、ジェフ・コブ(39)がIWGP・USヘビー級王者の棚橋弘至(44)を撃破し、破竹の開幕7連勝を飾った。

棚橋の熟練の膝攻めを浴びて動きを封じられたコブだったが、ハイフライフローに膝を突き立てて勝利への執念をのぞかせる。アスレチックプレックスをスリングブレイドで切り返されて窮地に陥ったが、ここからが怪物の本領発揮だった。

なんとハイフライアタックをキャッチすると、F5000(F5)を発射する。ツアー・オブ・ジ・アイランド(変型パワースラム)を首固めで丸め込まれてもカウント3は許さず、強烈な張り手にもジャーマンスープレックスでお返し。最後は一気にツアー・オブ・ジ・アイランドでUS王者を沈めてみせた。

試合後のリング上では「タナハシ! アサメシマエ! これで2点追加だ。ジェフ・コブ! ゼンショーユウショー」と日本語も交えてマイクアピール。オカダ・カズチカと並び無敗街道を突き進む怪物はエースまでも撃破し、いよいよ手がつけられなくなってきた。

「残り2試合にも勝てば全勝。目指すは全勝優勝のみだ。EVIL、次(14日、山形)はお前だ。『NEW JAPAN CUP』でお前がしたことを忘れたことはないぞ。また同じやり方を仕掛けてくるつもりか? 無理だ。俺がお前を破壊する。今のうちに祈りを捧げておけ」

2016年大会のケニー・オメガ以来となる史上2人目の外国人制覇、そして06年大会の天山広吉以来となる史上3人目の全勝優勝へ、怪物の快進撃は止まらない。

© 株式会社東京スポーツ新聞社