【W杯アジア最終予選】豪州に薄氷勝利で「首の皮一枚」がトレンドワード

先制ゴールの田中碧を祝福する吉田麻也

まさに「首の皮一枚」――。12日のW杯アジア最終予選(埼玉)で日本はオーストラリアに2―1で辛勝。2勝2敗の勝ち点6とし、本大会出場への権利が自動的に得られる2位以内に望みをつなげたものの、決勝点はFW浅野拓磨(ボーフム)のシュートがポストに当たり、はね返ったボールが相手DFに当たるラッキーなオウンゴールで、薄氷の勝利だった。

これを受けてサッカー関連が次々にツイッターのトレンドワード入りしたが、「首の皮一枚」もランクイン。試合後のテレビインタビューでは、主将のDF吉田麻也(サンドプリア)も「何とか首の皮一枚つながっている状況」と話し、厳しい状況に変わりないことを強調した。

吉田は「これで満足せずに。おそらくこのまま僕らがうまく盛り返せばオーストラリアと3月、最後のところでアウェーで厳しい試合が待っていると思う。それまでに自分たちがしっかり勝ち点を稼げるようにしたい」と、早くも来年3月24日のアウェー・オーストラリア戦を見据えたほど。最終予選は残り6試合。まだまだ苦しい戦いが続くことは間違いない。

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