中日・与田監督「この3年間で優勝争いもできなかった」と懺悔 ナインにも辞意伝える

決断をナインにも伝えた中日・与田監督

今季3年契約最終年となる中日・与田剛監督(55)が今季限りで退任することを表明した。

12日、球団から与田監督が今季限りで退任し、来季監督としてOBの立浪和義氏(52)に就任要請したことが発表された。

これを受けて12日のヤクルト戦(バンテリン)後、与田監督は取材に応じ「まずはこの3年間で優勝争いもできなかった。特に今シーズンに関しては選手の頑張りを良い数字に出せなかった。ファンの皆さんの期待に応えられなかったということで、私の気持ちは球団に伝えて了承していただいた」と説明した。

さらに試合前は緊急ミーティングを開いてナインや関係者らに辞意を表明したことを明かした。今月上旬までに球団には退任の意志を伝えていたとされる指揮官は「時期的なものはいつ伝えるかは探ってはいましたが、表にいろいろ出始めてしまっていたので、いち早く伝えた方がいいなと。今日はとにかく今シーズンでユニホームを脱ぐという事実だけを伝えた」という。

球団サイドは今後はフロントとしてポストを用意する方針だが、この件については「今、決まっていることは私が今年、ユニホームを脱ぐということだけです。それ以外のことは何も決まっていない。残り試合は集中したい。残り7試合あるので、とにかくみんなで力を合わせて精いっぱい戦っていく、これはいつもと変わりない」と語った。

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