黒岩祐治知事は12日の定例会見で、新型コロナウイルスの感染者数が大きく減少している現状について、「こんなに急激に下がったのはうれしいと同時に、大変な驚き。気を緩めるとまた激増することもあり、しばらくは用心しながら経済活動を少しずつ回していきたい」と述べた。
リバウンド防止のために飲食店などに営業時間短縮などを要請する期限（24日）の前倒し解除について問われると、「指標は全てステージ2に下がり、解除する条件が整ってきたが、あまりに急な展開でどんと踏み切るのは正直怖い。1都3県で情報交換しているところだ」と説明。
旅行業界を支援する「Go To トラベル」や「かながわ県民割」の再開については、「国は観光分野でもワクチン検査パッケージの技術実証をしている。国の議論も注視しつつ、県内の感染状況を見極めて再開時期などを検討していく」と語った。
